TikTokで動画を見ていると、人気インフルエンサーが商品やサービスをPRしている動画をよく目にします。
これは、人気インフルエンサーに商材のPRを依頼する、インフルエンサーマーケティングというものです。
・インフルエンサーマーケティングってなに？
・インフルエンサーマーケティングを始めたいけど方法が分からない
・インフルエンサーマーケティングにかかる費用相場を知りたい
そう思ったあなたは、ぜひこの記事をご一読ください！
ここでは、TikTokでのインフルエンサーマーケティングに関する実際の成功事例や実施方法、費用などについてご紹介いたします。
TikTokインフルエンサーを使ったマーケティング
はじめに、そもそもインフルエンサーとは、SNSを通して人々の思考や行動に影響を与える人物の総称です。
今回のテーマであるインフルエンサーマーケティングとは、SNSで何かしらの発信活動をしているユーザーを通して、自社の商品やサービス等をPRしてもらうマーケティング方法のことです。
TikTokでは、フォロワー数や再生数が多く、拡散力が高いインフルエンサーにPRの依頼をすることで成功している事例が数多く存在しています。
例えば、いつも見ているインフルエンサーが、コンビニの新商品を絶賛していたら、自分でも食べてみたくなりますよね！
これがインフルエンサーマーケティングによる効果です。
TikTokインフルエンサーマーケティング成功事例
1. ペプシ〈生〉CMチャレンジ 認知拡大
TikTokで人気のインフルエンサーにペプシのCM風動画を作成してもらい、各インフルエンサーのアカウントにて公開後、いいね数に応じて報酬が入るという仕組みで実施されたペプシプロジェクト。
各インフルエンサーは、それぞれの個性を活かした様々なジャンルにてCM風動画を制作・投稿。
ユーザーからは、「この動画見て飲みたくなって買った」「美味しかったよ！」などのコメントが寄せられています。
@takadabear 声が大きいマンに案件が来ました #ペプシ生CMチャレンジ （ペプシ〈生〉は、生コーラスパイスを香料の基原料の一部に使用しています。） #ad ♬ オリジナル楽曲 – たかだべあ
2. 韓国コスメ「espoir」売上アップ
大人気韓国コスメの「espoir」は、商品の売上UPを目的としてTikTokでインフルエンサーマーケティングを行いました。
各インフルエンサーは、アイシャドウやファンデーション、リップなどのコスメを実際に試している様子や、そのレビューを組み込んだ内容の動画を投稿しています。
ユーザーからは、「可愛い！」「良さそう🥰買ってみようかな？」などのコメントが寄せられています。
@snam8_ 土台作り1番大事💘✨ #エスポア #ピーチスキンフィッティングベース #化粧下地 #ビーガンコスメ #espoir_pr ♬ オリジナル楽曲 – SON AMI @コスメ
3. 旅行会社「KKday」大阪観光 認知拡大
旅行のアクティビティやツアー、交通チケットのオンライン予約サイト「KKday」はTkTokで認知拡大を目的としてインフルエンサーマーケティングを行いました。
各インフルエンサーは、自身の旅行の様子をVlog風にした動画を投稿し、お得な旅行の費用を掲載することでユーザーの興味を引いています。
これらの動画には、「どこから予約しましたか？」「私も行ってみたい」などのコメントが寄せられています。
@suzuhaworld 関西最大級の温泉型テーマパーク♨️疲れをリフレッシュできるおすすめスポット✨KKdayで予約したら10%offだったよ🙆🏻♀️#空庭温泉#温泉旅行#関西温泉#インスタ映え#gw #ad#kkday#kkday旅 ♬ A sad and painful Japanese style song – kurenaidouke
TikTokインフルエンサーマーケティングの注意点
1. すべてが売上に直結するわけではない
TikTokのインフルエンサーマーケティングは、特にブランドの認知度アップやイメージアップの施策に適しています。そのため、認知度を上げることができても、すべてが売上に直結するわけではありません。
あくまでも、「ユーザーに興味を持ってもらう」という段階であることを理解しておくことが重要です。
2. ターゲットが限定的である
TikTokは若者に人気のアプリで、ユーザー層は10代〜30代が多いため、リーチできる範囲は若年層に限られます。
そのため、自社の商材とTikTokの年齢層がうまくマッチしているかを確認することがとても重要になってきます。
またインフルエンサーの普段の投稿内容などによってもユーザー層は大きく変化するため、そこも含めてTikTokのユーザー層と商材のマッチ度合いを確認する必要があります。
3. ステルスマーケティングをしない
ステルスマーケティングとは、広告であることを明示しないまま行われる宣伝行為のことを指します。
これは、景品表示法の「一般消費者の自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがある行為」にあたるため、2023年10月から禁止行為に指定されてます。
ステルスマーケティングを行うと、広告とそうでないものの見分けがつかないため「インフルエンサーが自発的に商材を紹介している」と誤認されてしまう可能性があります。
TikTokインフルエンサーマーケティング費用相場
1. フォロワー数×単価(円)
インフルエンサーに依頼する場合の費用は、フォロワー数×単価で決まることが多く、現在のインフルエンサーマーケティング市場での相場単価は、フォロワー1人につき2~4円とされています。
そのため、5万人のフォロワーを持つインフルエンサーに依頼する場合には10万円〜20万円、20万人のフォロワーを持つインフルエンサーに依頼する場合には40万円〜80万円の費用がかかると想定されます。
これは1回の投稿にかかる費用なので、複数人または複数回インフルエンサーに依頼する場合、毎回同じように費用がかかることになります。
そのため、インフルエンサーマーケティングに充てられる予算と、依頼したいインフルエンサーのフォロワー数、この2のバランスに注意する必要があります。
2. そのほかの料金形態
続いて、そのほかの料金形態についてお話しします。
前述した”フォロワー数×単価”の他に、動画の再生数に応じたものや、成果報酬型のものなど、インフルエンサーによっていくつか異なる報酬制度が存在しています。
これは事務所やインフルエンサーによって大きく異なるため、依頼時には事前確認が必須になります。
最近では、月額制でインフルエンサーを紹介するサービスなども流通しており、料金形態は様々です。月額制のサービスでは、インフルエンサーとのマッチングまで任せられるところも多いため、場合によっては効率的に活用できます。
数多くいる人気インフルエンサーの中から、自社の商品・サービスと親和性の高いインフルエンサーを選出して依頼するには時間と労力がかかりますから、そんな時に月額制のサービスは嬉しい味方かもしれません。
TikTokインフルエンサーへの依頼方法
1. 所属事務所へ連絡し依頼する
はじめに、インフルエンサーが所属している事務所へ連絡する方法のご紹介です。
事務所を通すことで、契約や支払いなどの手続きを任せられる、これまでの実績から適切な提案を受けられる、など様々なメリットがあります。過去の実績や経験からノウハウを教えてもらえたり、新しいアイデアをもらえたりと、きちんとパートナーとして協力してくれるでしょう。
そのためには、事務所の実績をよくリサーチし、安全性を確かめた上で依頼するようにすると良いでしょう。
2. ダイレクトメッセージ（DM）で連絡し依頼する
次に、インフルエンサーに直接メッセージを送って依頼する方法です。TikTokで人気のインフルエンサーを選出して、気になった方に直接メッセージを送ります。
直接連絡を取るので、手数料や仲介料はかかりません。それに、事務所を通すよりも容易にアポイントが取れます。
ですが、依頼する企業側に施策の知識やノウハウがない場合はスムーズに進められないことがあるので注意しなければなりません。
はじめてのインフルエンサーマーケティングにこの方法はおすすめできないため、他の方法で行った方が良いでしょう。
3. プラットフォームを使って依頼する
続いて、プラットフォームを活用する方法です。
近年では、インフルエンサーと企業をマッチングさせてくれるプラットフォームが登場しています。
インフルエンサープラットフォームは、PRしたい商品・サービスと相性の良いインフルエンサーをマッチングさせ、施策内容の考案・提案から投稿のマネジメントまで幅広く対応してくれます。
上手く活用すれば、低コストで自社と親和性の高いインフルエンサーとマッチすることが可能となるため、成果に直結しやすい方法となっています。
プラットフォームでは、インフルエンサーとのマッチングから任せられるため、はじめてでも効率よく進めていくことが可能です。
4. 代理店を使って依頼する
最後に、広告代理店を通して依頼する方法のご紹介です。
TikTokの広告代理店は、広告の企画や作成、配信から運用までを代理で行ってくれます。
その一環としてTikTokインフルエンサーへの出演依頼まで請け負っている代理店も存在します。
こちらは代理店にほぼすべての業務を任せることが可能なため、インフルエンサーマーケティング初心者の方でも安心です。
広告代理店は広告・PRのプロですから、広告配信のターゲティング設定やクリエイティブの作成など、あらゆる面でのスキルが高く実績もあるため、不安な部分をフォローしてくれます。
「インフルエンサー選定から広告運用まで、すべてを任せたい」「インフルエンサーマーケティングに時間や労力を割けない」という方は代理店に相談してみましょう。
まとめ
ここまで、TikTokでのインフルエンサーマーケティングについてご紹介してきましたが、いかがでしたか？
若者に人気のTikTokでは、10代〜30代に向けた認知度アップやイメージアップを図った施策がオススメです。
「インフルエンサーマーケティングを始めたいけど何からやればいいの…？」
「そもそも自社の商品・サービスがインフルエンサーマーケティングに向いているのかが分からない…」
そんな方は広告代理店に相談してみましょう！
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