「インスタグラム広告は高い?」「実際の費用対効果は?」
「そもそも、インスタ広告の相場がわからない…」
そんな疑問やお悩みはありませんか?
今や日本人の3人に1人が使っていると言われる『Instagram』。
インスタで人気になったお店が繁盛するなど、私たちの生活や経済に大きな影響を与えるようになってきました。
そこで今回は、いま続々とビジネス活用が進む『インスタグラム広告』について、費用の相場や課金方法、実際の費用対効果、広告効果をアップする秘訣を解説します。
インスタグラム広告の費用の相場は?
インスタグラム広告の『最低出稿金額』
”広告費”と聞くと、「いったいいくらかかるんだろう…」と戦々恐々とする人もいるかもしれませんが、インスタグラム広告は、なんと1日100円からの広告出稿が可能です。
『インスタグラム広告』の最低出稿額 = 1日100円。
→単純計算すると、1ヶ月3,000円~(1日100円×30日)で広告出稿が可能ということになります。
ただ、インスタグラム広告の場合は、”1ヶ月間広告を出稿し続けなくてはいけない”という縛りがありません。仮に2,000円しかなかったとしても、広告配信は可能です。
インスタグラム広告は、”セルフサーブ型(運用型)”という配信方式を採用しているので、『予算設定』や『配信期間』を自由に調整できる。
インスタグラム広告の費用の相場は?
では、インスタグラム広告の費用の相場はいくらなのでしょうか?
先述の通り、インスタ広告は1日100円~配信可能なのですが、予算が少ないと広告がほとんど表示されずに終わってしまうため、「1日1,000円以上あることが望ましい」とする意見が多いです。月額に直すと、”1ヶ月30,000円~”が広告費の目安だということですね。
インスタグラム広告の費用めやす=1ヶ月30,000円~ という意見が多い。
でも、上記はあくまで目安です。15,000円では配信できないというわけではないですし、逆に達成したい目標によっては、数十万~数百万円必要な場合もあります。
自社の都合にあわせて配信期間や予算を決められる『セルフサーブ型(運用型)広告』において、適正な予算は ①商材や ②広告配信の目的(認知度UPなのか商品の販売なのか等)、③達成したい目標、④ターゲット地域などによって異なります。
必要な広告予算がわからないという場合は、”達成したい目標”から”逆算”して考えてみましょう。
例)ハウスメーカーで家を売りたい場合
「目標は1件の成約」→「1件の成約を獲得する為には、50件の資料請求が必要」→「50件の資料請求を獲得する為にはいくら必要か?」などと考えていく。
予算設定に関しては、同じセルフサーブ型(運用型)の『リスティング広告』予算の考え方と類似するので、下記の記事も参考にしてみてください。

インスタグラム広告の4つの課金方法
『インスタグラム広告』には、4つの課金方法があります。広告配信の目的によって、どの課金方法を選択すのが良いか変わってくるので、広告配信をはじめる前にチェックしておきましょう。
※インスタ広告を出稿したことが無い人がイメージしやすいように、課金方法ごとに「目安となる平均単価」を載せています。ただ、先述の通り、商材やターゲット、地域などによって単価は変動するので、あくまで参考値と捉えてください。
1.インプレッション課金(CPM)
→広告が1,000回表示される毎に課金される方法。認知度を上げたい時に効果的。配信以外のアクション(クリック等)では費用が発生しない。
※参考:1リーチ(1人に広告表示させる)につき、平均0.5~1.5円。
2.クリック課金(CPC)
→広告を見たユーザーが、ウェブサイトやアプリに遷移するために、リンクをクリックした時点で課金される方法。自社サイトやサービスや商品等の紹介ページへ誘導したい時に効果的。
※参考:1クリックあたり平均30円~120円前後。
3.アプリのインストール課金(CPI)
→ユーザーがアプリをインストールする毎に課金される方法。広告の表示やクリックでは費用が発生しないため、コストパフォーマンスの計算もしやすくなる。アプリのインストールを促したい時に効果的。
※参考:1インストールあたり100円~150円前後。
4.動画の再生時間に応じた課金(CPV)
→動画が10秒以上再生された時点、もしくは動画のほとんど再生された時点で課金される方法。動画の内容を見て欲しい時はもちろん、認知度の向上やブランディングにも効果的。
※参考:1再生につき平均4円〜7円前後。
インスタグラム広告の種類
Instagram広告には、6つの広告配信パターンがあります。それぞれの広告の特徴に合わせて課金方法を選択していきましょう。
1.写真広告
→Instagram広告の中でも、最も基本的な広告形式のひとつ。
1枚の写真(画像)とテキストで構成され、タイムラインに投稿の一つのように表示されるため、ユーザーに対して違和感なく情報を届けることが可能。
2.動画広告
→1本の動画とテキストで構成された写真広告の次に基本的な広告形式。動画の長さが決まっているので注意が必要。アプリやキッチン用具、スポーツグッズのように動きがわかることでユーザーに対して強く訴求できる商品やサービスに効果的。
3.ストーリーズ広告
→Instagramのストーリー内に配信できる。ユーザーが自身のフォロワーのストーリーを閲覧している際に自然に挿入され、目に留まりやすい。
画像や動画がスマートフォンの画面全体に表示されるので、ユーザーの印象にも残りやすいのが特徴。
4.カルーセル広告
→複数の写真(画像)や動画を表示することができ、ストーリー性のある広告配信が可能。
5.コレクション広告
→カタログ形式に商品やサービスを紹介することができる。ネット通販や小売などの業種に向いており、ユーザーに購入までのアクションを促すことも可能。
6.インスタントエクスペリエンス広告
→スマートフォン向けに全画面で表示させるランディングページのテンプレート。自社サイトやサービスページにユーザーを誘導しやすいのが特徴。
広告配信の目的によって、「どの課金方法を選ぶと良いか?」が変わってくるので、注意しましょう。
インスタグラム広告の費用対効果は高い?
『インスタグラム広告』について、よく「費用対効果が高い」という声を耳にします。実際の費用対効果はどうなのでしょうか?
結論から言うと…「やっぱり高いです。」(※厳密に言うと、費用対効果が高くなることが多いです。)
まずは、インスタグラム広告を活用した事例をみてみましょう。
インスタグラム広告を活用して成功した企業の事例
事例① MOO:D MARK by ISETAN
https://www.instagram.com/moodmark__gift/
デパートの三越伊勢丹が運営するオンラインギフトサイトMOO:D MARK by ISETANは、20代~30代をメインのターゲットとしています。Facebook広告の運用に加えて、Instagramの自動配置や類似オーディエンスを活用した広告を配信を実施したところ、ふFacebook広告だけの運用時と比較して、購入数が1.5倍となる効果が出ました。また、購入単価上昇する副次的効果もあったようです。
出典:https://business.instagram.com/success/mood-mark/
事例② キリン
https://www.instagram.com/kirin_beverage/
プラズマ乳酸菌とiMUSEの認知拡大のために、複数のデジタルメディアを活用してマーケティングキャンペーンを展開したキリン。
デバイスやブラウザを根拠としたリーチ数ではなく、「人」単位でのリーチ数にフォーカスして効果測定を行ったところ、他のデジタル広告媒体と比較してInstagram広告のほうが、同じインプレッション数でもより多くの人数にリーチしており、効果が高いことがわかりました。
出典:https://business.instagram.com/success/kirin-japan/
事例③ DAZN JAPAN
https://www.instagram.com/dazn_jpn/
ライブスポーツを多数配信しているDAZN(ダゾーン)は、Instagramストーリーズにアンケートスタンプを設置する等のひと工夫加えた広告配信を行いました。
その結果、インスタグラム広告経由のコンバージョン率が1.8倍に伸び、顧客獲得に大きな効果をもたらしました。
出典:https://business.instagram.com/success/dazn-japan/
事例④ 花王
https://www.instagram.com/pyuan_official_jp/
花王は、ヘアケアブランド「PYUAN (ピュアン)」のプロモーションにおいて、テレビCMを使わずにInstagramとFacebookをメインとしたデジタルを中心に展開しました。Instagramのカルーセル動画広告やストーリーズ広告を活用して、視覚に端的に訴求することで、メインターゲット層の20代女性からの認知、購入意欲の向上に効果をもたらしました。
出典:https://business.instagram.com/success/kao-merit-pyuan/
事例⑤ ニフティ不動産
https://www.instagram.com/nifty_myhome/
各社の有名不動産サイトに掲載されている約1,000万件の物件情報をまとめて検索できるスマートフォンアプリを提供する「ニフティ不動産」。各配信面に合わせてそれぞれ動画を作成したところ、内観イメージを効果的にユーザーに届けることができました。その結果、リーチ数が4倍となり、アプリインストール数は増加23%増加に繋がりました。
出典:https://business.instagram.com/success/nifty-lifestyle/
<インスタグラム広告の費用対効果が高くなる理由>
1.ターゲットの絞り込みが可能。
→札幌市に住む28歳~39歳の女性で、「住宅ローン」や「一軒家」に興味関心がある人といった、詳細なターゲティングができる。
2.他媒体に比べ、広告表示にかかる費用やクリック単価が安い。
→例えば、折込チラシの相場が1枚3~4円と言われるのに対し、インスタグラム広告では、1人に対し1円未満で広告表示することもできる。1表示、1クリックにかかるコストが相対的に安い。
3.1クリックで自社サイトや購入画面に誘導できる。
→広告内に”リンクを挿入できる”ので、ユーザーが次のアクションを起こしやすい。(例:お問い合わせ、資料請求、商品の購入など)
『インスタグラム広告』では、自社の商品に興味がありそうなユーザーに対してだけ広告を表示させることができるので、広告の無駄打ちを減らすことが可能です。
過去、私が担当した住宅会社の”オープンハウス告知”に関しても、①詳細なターゲティングと、②表示回数アップを重視した配信、③リンクの挿入によるサイト誘導を実施したことで、ポスティングに使っていたコスト(10万円)で、2倍以上の来場者を獲得することができました。
もちろん、商材やターゲットとの相性、広告のクリエイティブなどによって、成果の大小は変わりますが、インスタグラム広告をうまく活用することで、費用対効果の高いプロモーションを実施することが可能です。
少ない予算でもはじめられるので、ポイントを押さえながら実施してみてください。

インスタグラム広告の成果を上げる秘訣
なお、『インスタグラム広告』で成果を上げるには、下記のポイントを押さえることが必要です。
<インスタグラム広告の成果を上げるコツ>
1.”ターゲット選定”をしっかり行う。
2.”広告の掲載先”を選ぶ。
3.”クリエイティブ”にこだわる。
4.”効果を測定”をして、”PDCA”をしっかり回す。
1.”ターゲット選定”をしっかり行う。
『インスタグラム広告』のメリットの1つは、”ターゲットを詳細に設定できる”という点です。広告の無駄打ちを削減できれば、それだけ成果アップにつながります。
例えば、「北海道に住んでいる人」に向けて出稿することもできますが、飲食店のような実店舗で、札幌に1軒しかないお店の場合、”札幌市に住む人”もしくは、”その店舗から半径15km圏内に居る人”というターゲティングにした方が、無駄な表示やクリックを減らせそうですよね。
さらに、その飲食店のおもな客層が40~50代であれば、広告の配信ターゲットを「40代以上」に設定した方が、実際の来店につながりやすいかもしれません。
インスタグラム広告の成果を上げるためにも、”ターゲット選定”はしっかり行いましょう。

2.”広告配信先”を選ぶ。
『インスタグラム広告』と一口に言っても、広告掲載先(配置)は様々です。
”ニュースフィード”に配信するのか、”ストーリーズ”や”発見タブ”に配信するのか…など、掲載先を変えるだけでも成果は変わります。商材やターゲットに合った広告掲載先を選びましょう。

3.”クリエイティブ”にこだわる。
また、『インスタグラム広告』では、クリエイティブ(広告に使用するバナー画像や投稿文等)が非常に重要です。
次々と投稿が流れてくるInstagramにおいて、”ユーザーの興味を惹くクリエイティブ”を作ることができたら、①少ない予算で多くのクリックを獲得できたり、②商品の購入やお問い合わせが増えたり、③広告をシェアしてもらえる機会が増えたりといった反響の拡大が見込めます。
使用する画像を変えただけで「クリック率が1.5倍になった…」。動画にしたことで「販売数が20%増えた…」といった事例も少なくありません。
複数の広告バナーを作成して”ABテスト”を実施するなど、良いクリエイティブを目指しましょう。

4.”効果を測定”をして、”PDCA”をしっかり回す。
なお、『インスタグラム広告』の成果を上げるために、いちばん大事なポイントは、効果を測定をして、PDCAを回すことです!
「配信開始がGOAL!」と思いがちですが、じつは、配信後に ”どう運用(調整)するか”で広告成果は大きく変わります。
広告配信後、Aバナーの方がクリックされやすいと分かったら、その理由を分析して違うパターンを作成してみたり、配信結果を見て、ターゲットが狭すぎると分かればターゲットを拡張してみたり。都度、改善・調整を行うからこそ、より良い成果を出すことができるのです。
目標を達成するためにも、『PDCAサイクル』、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)をしっかり回していきましょう。

まとめ
『インスタグラム広告』は、”セルフサーブ型(運用型)”という配信方式を採用しているので、自社の都合に合わせて自由に『予算』や『配信期間』を調整することができます。
詳細なターゲティングができ、1表示・1クリックにかかるコストも他媒体と比べて安いので、コスパの良い広告配信を行うことが可能です。
配信しながらPDCAを回していけば、より効果の高いプロモーションができるようになるので、「入稿して終わり…」ではなく、ぜひ運用をがんばってみてください。
皆さまのビジネスがうまくいくことを願っています!
ワンクルーズのInstagram広告の運用は、10万円/月(税別)から可能です。
「これまで獲得出来なかった層の新規顧客を獲得したい」
「今かけている広告宣伝費全体の効率をあげたい」
「サービスや商品のストーリーをもっとユーザーに知ってほしい」
という場合は、Instagram広告を始めるタイミングかもしれません。
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インスタグラム広告の基礎理解
インスタグラム広告の運用
業界別の広告運用