企業のWeb担当者であればFacebook広告について検討されたことがある方は、少なくないのではないでしょうか。
Facebook広告を考えている方・すでに配信している方・効果が出ないと止めてしまった方、など、状況は様々だとは思いますが、誰もが気になっていることとして、Facebook広告の費用対効果があげられると思います。
Facebook広告を活用した集客の可能性はまだまだあると言えます。
しかし、Facebook広告で効果を出すには最低限の知識と技術が必要になってきます。今から広告の出稿を考えている方は、この記事から、Facebook広告の費用対効果を高めるヒントを見つけてください。
現在広告出稿中の方や、Facebook広告の配信で効果が出なかった方も、今一度この記事を読んで、自身の広告と見比べてみてください。きっとどこか違う点、考えきれていなかった点(戦略)があると思います!
Facebook広告の費用対効果
よく、いろいろな所で、Facebook広告は他の広告と比べて費用対効果が良い!なんて聞くかと思いますが、そもそも広告配信の目的(目標)をしっかりと決められている方が少ないと思います。
自社の目的をしっかりと定めなくては目標達成できたのか、費用対効果が良いのかは、判断はできません。まずは、自社の目的をしっかりと見定める事が大切です。
広告配信の目的は?
Facebook広告を配信する場合、よくある目的としては大きく2つあります。
会社または商品を知ってもらう認知拡大
1つ目はブランド認知拡大やブランドへの理解度を上げることを目的とした広告です。ブランディング広告の場合、おそらく、最終目的は競合商品より自社商品の方を先に思い出す。状態を作り出すことです。
例)ユーザー「リスティング広告といえばワンクルーズ!」
そのために、広告をクリックしてWebサイトを見て欲しいのか、フォロワーを増やしてファンを獲得したいのか等、更に細かい目的を設定する必要があります。
認知拡大広告は、費用対効果を設定するのはなかなか難しいです。なぜなら売上に直結しない分、価値を判断しにくいからです。
成果の計測(広告の価値判断)ができないと、成功なのか失敗なのかわからず、上司も努力を認めてくれません…。
ですので、ブランディング広告で、達成したい目的をしっかり作り、上司と共有することが大切です。
集客を行い売上に直結させる
こちらは、成果を図る方法が見つからなければ、広告の運用代理店などに聞いてみるのが一番手っ取り早いと思います。
ワンクルーズにご連絡いただければ、そのブランディングが費用対効果が高いのか、低いのか伝えた上で、ワンクルーズだと、どれくらいの費用対効果で広告を配信できるか提案させていただきます!

集客を行い売り上げに直結させる。とはその言葉通り、ユーザーを集客し、商品(サービス)を買ってもらう事です。商品の魅力をユーザーに伝え、金額や値引き率、限定感や特典などを強く訴求している広告なんか見たことあるのではないでしょうか。
こちらの費用対効果は、ブランディングよりは計りやすいです。商品の損益分岐点やLTV(ライフタイムバリュー)から、どれくらいの単価で集客すれば黒字になるか計算ができるからです。
他にも資料請求を獲得する広告であれば、商品の原価のうち、「割り当てられている広告費×成約率」から導き出すこともできます。
こちらも自社で計算することや、その目標を達成する事が現実的に可能かどうか分からなければ、プロに聞いてみることをお勧めします。
Facebook広告の費用対効果が高い理由
Facebook広告の費用対効果が高い理由として、『高いユーザータゲティング能力』『幅広い層へのリーチ』『選べる課金方法』等が挙げられます。
ほとんどのWeb広告媒体は、広告を作って配信するだけではなく、誰に表示するかを設定する事ができます。
例えば、看護師の求人サイトの広告であれば、看護師に配信する必要があります。歯科衛生士に配信しても意味がありません。(当たり前ですね笑)
Facebookはこのユーザーの分類能力(例で言えば看護師と歯科衛生士を判断する能力)がとても高く、幅広いユーザーの中からターゲットを選択できるため、高い費用対効果で広告を配信する事ができます。
他の広告媒体はターゲティング精度が20%台と言われている中、Facebook広告は、他の広告媒体に比べ圧倒的に高い、90%超と言われています!
Facebook広告で可能なターゲティング
- 地域
- 年齢・世代・性別
- 興味関心
- 行動(旅行予定・アプリ利用状況など)
- 学歴・職歴
- 子供の有無(その年齢)
- ライフイベントetc…
他にも設定次第では自社製品の購入顧客の類似ユーザーに配信。なんてことも可能です。これらのターゲーティングが90%以上の精度でできるからこそ、Facebook広告は今でも根強い人気があるのです!
Facebookの幅広いユーザー層
Facebookは世界の月間アクティブユーザー数が27億4,000万人、日本でも2,600万人の月間アクティブユーザーがいると言われています。(参照:https://growthseed.jp/experts/sns/number-of-users/)
10代~20代の若年層の利用率はInstagramやLINE等のSNSと比較すると低めではあるものの、30代~60代をメインとした多くの年齢層のユーザーがFacebookを利用しており、幅広い層に対してアプローチが可能となります。
Facebook広告の課金方法
Facebook広告の課金方法は主に「クリック課金(CPC)」と「インプレッション課金(CPM)」の2つから選択することができます。
クリック課金(CPC)
配信した広告をユーザーがクリックする毎に課金されます。リスティング広告と同じくオークション制となっており、設定した上限クリック単価の中で1クリックの料金が変動します。
インプレッション課金(CPM)
広告が1,000回表示される毎に課金されます。広告がクリックされた回数は関係がないので、商品やサービス、ブランド等の認知を広めたいときに、広告の配信量を最大化できるのがメリットのひとつです。
上記の他にも、動画が再生された時間に応じて課金される方法や、広告を介してアプリがダウンロードされた数に応じて課金される方法、Facebookページにいいね!がされた数に応じて課金される方法など、広告の目的に合わせて課金方法を選択することができるため、広告の費用対効果を高めることが可能となります。
Facebook広告で効果を出すために
Facebookで広告費用対効果を高めたいと思ったら下記の点について気をつけてみてください。
ターゲティングは正しく行われているか
Facebookはターゲティング精度が高い事から、費用対効果がとても高いとされています。せっかくターゲティング精度が高いのに、誤ったペルソナ設定が行われていると、高い費用対効果は見込めません。成果が出ないときは自社の見込み顧客像と、ターゲティングの間に乖離がないか、今一度確認してください!
目的に合わせた広告キャンペーンの選択ができているか
集客をしたいサービスや商品について、認知を拡大したいのか、コンバージョンさせたいのか、来店してほしいのか等の目的によって、選択するキャンペーン目的が変わってきます。今効果を実感できていない場合は、キャンペーン目的の設定を見直すだけでも広告効果が改善する可能性があります。広告の目的ごとに使い分けて行くことが大切です。
細やかな運用ができているか
初期に設定した広告のまま運用を続けている、という方、要注意です。Facebook広告では、配信データを細かく確認することができます。広告の成果が落ちてきたタイミングで設定やターゲティング、クリエイティブなどを見直してみましょう。
画像は魅力的か
『画像を制するものがFacebookを制する』といっても過言ではないほど、画像(バナー)は大切な要素になってきます。Facebook広告は画像を大きく見せる事ができる形式の広告です。ユーザーは、テキストを見ずにバナーのみで広告を判断することもあります。
ですので、ユーザーが魅力的と感じる画像を作る必要があります、更にFacebookのバナーはなんども配信していると、ユーザーに飽きられてしまうので、広告の目的やターゲティングに応じてバナーを工夫する必要があります。
バナー作成は面倒な(お金がかかる)作業ですが、Facebook広告で成果を出すために大切なポイントとなるので、サボらず定期的に変えてあげてください!

Facebook広告の配信前のチェックリスト
最後にFacebook広告を配信する際に一度チェックするべき項目を下記にまとめましたので、確認用として使ってください!
ピクセルは埋め込んだか
計測用のピクセルがサイトに埋め込まれているか確認してください。ピクセルが埋まっていないと、コンバージョンが計測できず、費用対効果を測ることができません。広告を最適化するために、重要な指標となるので、必ず確認するようにしましょう。
キャンペーン目的は最適なものを選んでいるか
認知拡大・コンバージョン等、広告作成時に目的や目指すべき成果を決めているかと思います。それらが広告配信の目的と合致しているか確認してください。運用の中で設定を見直していくことも大切です。
コンバージョンイベントは有効か
先ほど確認したピクセルがしっかりと計測できている状態か確認してください。こちらが無効になっていると、正しい成果がわからず、広告を最適化することができません。結果的に、費用対効果を上げる事が難しくなります。
予算と期間は適切か
Facebook広告の配信期間と予算を念入りにチェックしてください。こちらの設定を間違えると、予算が使いきれなかったり(=広告が配信されていない)、反対に予算を使いすぎて得られたい結果を得られないという事態にもなりかねません。
ターゲットは(地域・年齢・性別・詳細ターゲット)間違いないか
ターゲット設定はFacebookの要ですので、細心の注意を払って確認してください。札幌に住んでいる人に対して、大阪の居酒屋の広告を配信しても、集客には繋がりにくいでしょう。せっかく予算をかけて広告を配信しても全く別のターゲットに広告が表示されたのでは成果が出ませんので、自社のターゲティングに沿っているか、今一度確認しましょう。
配置は最適か
Facebookでは広告の配信面はできる限り多い方が機会損失もなく、費用対効果が良い、と言われています。しかし、サービスや商材によっては不向きな配置もありますので、初めは可能な限り多くの配置に出稿し、配信データを確認しながら、パフォーマンスが悪いものを停止する等して徐々に絞っていきましょう。
広告設定は間違っていないか(画像、テキスト、URL、ニュースフィード、アクション)
配信広告のテキストやURLなど間違った設定はないか、誤字はないか確認してください。一通り確認した後、最終確認として、広告をプレビューで確認してください。「見栄えがいいか、魅力的な広告か」今一度チェックしてください。問題なければ配信を開始しましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。Facebook広告で費用対効果を高めるための大切なことについて書きました。
これらはとても重要なことです。しかし、本当に大切なことはPDCAサイクルをいかに素早く回すかです。最初に立てたターゲット設定や、広告クリエイティブ(テキストやバナー)がぴったりとハマって、ベストなものだということは、まずあり得ません。
自分の広告は間違っているかもしれないという疑念を常に持ち、広告の配信切り替えを行うタイミングの判断と、次の施策をいくつ用意しているか。によって、広告は素晴らしいものに変わっていきます。
一朝一夕で体得できる能力ではなく、広告配信を通じて学んでいくしかありませんので、頑張って試行錯誤を繰り返してください!
広告配信の切り替えタイミングがわからない、次の施策を決めかねている。バナーを切り替えるリソースがない。というような場合は代理店に頼んでみるのも、広告の費用対効果をあげるための一つの判断です。
ワンクルーズにご連絡いただければFacebookのバナーのみならず、集客に関するどんな相談に紋理ますので、悩んでいる方はぜひご連絡ください!

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