インターネットやSNSで情報収集するのが当たり前の現代。
たとえリアル開催のイベントであっても、Web上での告知は欠かせません。
特設サイトや広告など、様々なイベントの集客手段はありますが、その中でもインスタグラムは無料で気軽に集客できるツールです。
しかし、どんなに魅力的なイベントを企画しても、告知が不十分だと集客につながらないでしょう。
そこで、「イベントの告知・集客をしたいけど、何から始めればよいかわからない」とお悩みの方のためにインスタを使ったイベント集客の方法やポイントなどをご紹介します。
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1.インスタでイベントの告知・集客はできる？
インスタグラムは告知・集客には最適なSNSです。
写真や動画を活用することで、広告や他のSNSよりもユーザーに伝えられる情報量が多いからです。
実際のイベントがどのようなシーンで行われるのかを、ユーザーにダイレクトに伝えることができます。
また、インスタを利用するのは無料です。フォロワー数が多くなればなるほど効率のいい集客ツールになるでしょう。
上記を理解して正しく運用すれば、インスタでイベントの告知や集客を成功させることができます。
2.インスタでイベントの集客をするメリット
インスタグラムを使ってイベントの集客をするメリットを理解すると、自社へ集客するヒントにもなるでしょう。
- 特に若年層に効果的
- 位置情報を有効活用できる
- 画像や動画でイベント内容を伝えやすい
それぞれ詳しく紹介します。
特に若年層に効果的
インスタグラムは2019年時点で日本のアクティブユーザー数が3,300万人を突破しています。
その中でも、20代の利用率がダントツで、さらに10代・30代の利用率も高いです。
参考URL：2021年12月更新！ 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ
このことから、インスタグラムは若年層へアプローチするのに効果的なのがわかります。
また、若年層は自身の活動をSNSに投稿する傾向にあり、自然に自社イベントの宣伝をしてくれることが期待できます。
広告で思ったような成果が得られなかった場合は、インスタグラムでの集客はチャンスといえるでしょう。
位置情報を有効活用できる
インスタグラムのハッシュタグでは、「神奈川県」や「名古屋市」、「中目黒」などの地名を選択できます。
このようにハッシュタグに位置情報を盛り込むのは、有効な集客手段です。
近隣に住んでいたり、近々訪れる予定があったりするときに、ユーザーはインスタで地名検索をすることが多いです。
もしイベント告知をしている投稿を目にしたら、「近くだし行ってみたい！」という気持ちになるかもしれません。
画像や動画でイベント内容を伝えやすい
インスタグラムは画像・動画を使えるため、イベント内容を伝えやすいメリットもあります。
イベント内容が明確だと、顧客となるユーザーのイベントへ参加するモチベーションを保つことにもつながります。
3.インスタでイベント集客前に準備すべきこと
インスタグラムを使って効率よくイベント集客をするには、きちんと準備をしなければなりません。
これを疎かにしていると、集客が成功しないだけでなく、十分なデータとして今後に活用できない可能性もあるので注意が必要です。
- ビジネスアカウントに変えておく
- イベントの目的や目標を明確にする
- ターゲットを明確にする
- 参加や申込みのハードルを下げる
それぞれ見ていきましょう。
ビジネスアカウントに変えておく
一般のインスタアカウントだと、投稿に関するデータを分析できません。
データの活用・収集をするためには、ビジネスアカウントに変更することが必要です。
今後イベントを実施していくにあたって、
- どのくらいのアクセスが集められたか
- フォロワー数の増加率はどれくらいか
- 再現性を出せるのか
などを考える際に、データが重要となります。
企業のアカウントを運営するなら、必ずビジネスアカウントになっているか確認しておきましょう。
ビジネスアカウントについては、以下の記事もご覧ください。
イベントの目的や目標を明確にする
よく陥りがちなのが、イベントをすることが目的となってしまう状態です。
本質である「なんのためにイベントをするのか」を明確にしなくては、開催しても意味がありません。
例えば、アパレルブランドの春服の発表イベントを開催するとします。
その場合、ブランドの認知拡大や春服の購買率向上が目的となる場合が多いでしょう。
目的をはっきりさせて始めて、意味のあるKPIを定めることができます。
イベントを開催した先に何が得られるのかを見据えて、目的・目標を設定していきましょう。
ターゲットを明確にする
ターゲットの設定は集客前に必ずすべきです。
20代女性をターゲットにするのと、40代女性をターゲットにするのでは訴求するポイントも変わってきます。
ターゲットとなる人物に関して、
- 年齢
- 性別
- 職業
- 参加するきっかけ
- 得られるメリット
など、細かな属性まで決めておくようにしましょう。
参加や申込みのハードルを下げる
魅力的なイベントだとしても、参加・申し込みの手順が複雑だと、手間に感じて参加を諦めてしまう方も少なくありません。
逆に、参加・申し込みのハードルを下げておくことで、イベントに足を運びやすい状態が作れます。
このように、どれだけ顧客の負担を減らして参加してもらえるか、工夫を凝らすのも忘れないようにしましょう。
4.インスタでイベントの告知・集客をするときのコツ
インスタグラムでイベントの告知・集客をする際には、どのようにすればいいのでしょうか。
ここでは、告知・集客のコツについて解説します。
定期的に告知する
まず、イベントの告知は定期的に行うべきです。
投稿頻度が増えるほど、多くのインスタユーザーに見てもらえる可能性が高くなります。
また、告知を見かける機会が多くなれば、興味を持ってくれるユーザーも出てくるはずです。
イベントに参加をするユーザーのモチベを保つこともできるでしょう。
告知の方法は、ストーリーズとフィード投稿の2つあります。
ストーリーズ
インスタグラムのストーリーズでスタンプを活用すると、よりユーザーが楽しめる投稿ができます。
例えば、カウントダウンスタンプでイベントまでの日数を告知する、質問スタンプでイベントに関する質問を募集するなどです。
フィード投稿
フィード投稿はストーリーズと違い、最大10個の画像・動画を使ってユーザーに訴求する方法が使えます。
また、リマインダー機能を使えば、イベント開始のタイミングに合わせて告知も可能です。
ストーリーズとあわせながら、ユーザーの心に響くようなフィード投稿を心がけていきましょう。
様々なチャネルから告知をする
告知を発信できるのは、自社のインスタアカウントのみに限りません。
- インフルエンサー
- 自社のファン
- 他のSNS
- プレスリリース
上記4つを活用して告知もできます。
では、それぞれの方法も見てみましょう。
インフルエンサー
インスタで多くのフォロワーと影響力を持つ人物のことををインフルエンサーと呼びます。
インフルエンサーの力を借りれば、多くのユーザーに自社イベントの存在を認知してもらえるでしょう。
ただし、ターゲットとする属性をフォロワーに持つインフルエンサーに絞らなければ効果は薄いです。
そのため、ただインフルエンサーに依頼するのではなく、どのようなフォロワーがいるのかも調査するようにしてください。
自社のファン
自社ファンのフォロワーには、近しい属性のユーザーがいると予測できます。
そのため、自社ファンに依頼をしてイベントを告知してもらうのも方法の1つです。
この場合もインフルエンサー同様に、ターゲットに近しい属性がいて、できるだけ影響力のあるファンの方を調査して依頼しましょう。
他のSNS
インスタグラム以外にもTwitterやフェイスブック、LINEなどのSNSがあるので、有効活用すべきです。
特にTwitterは拡散力に優れ、バズる投稿ができればかなりのユーザーにリーチを広げることができます。
ただし、SNSごとにユーザーの属性や好まれる投稿の傾向が異なるので、それぞれにあわせた告知をしていきましょう。
プレスリリース
プレスリリースを行うことで各メディアに取り上げてもらい、イベントを拡散してもらう方法もあります。
また、インスタグラムではリーチできないターゲット層へ発信できる点もプレスリリースのメリットです。
ハッシュタグを活用する
ハッシュタグはインスタグラムで投稿を拡散をさせる有効的手段の1つです。
では、どういったハッシュタグを付けるべきなのかも簡単にご紹介しましょう。
ターゲットの関心があるハッシュタグ
イベントのターゲットが関心を持ちそうなハッシュタグを付けるのが一番効果的です。
日常的にそのハッシュタグで検索を行っているターゲットには、イベント情報を目にしてもらえる可能性が高まります。
ターゲットユーザーの投稿を見て、普段どのようなハッシュタグを使っているのか調査しておきましょう。
イベント開催地のハッシュタグ
「インスタでイベント集客を行うメリット」に関する部分でも触れましたが、地名のハッシュタグを使用するのは効果的です。
開催地近辺に住んでいたり、近々訪れる予定があったりするユーザーが、検索を通じてイベントに訪れてくれるかもしれません。
オリジナルハッシュタグ
イベントの情報を知ってもらうには、オリジナルハッシュタグを作るのも差別化ポイントです。
オリジナルハッシュタグを作成することで、イベントに関連する情報をまとめて閲覧することができるようになります。
ハッシュタグを作る際は、スペルミスや覚えにくいものは使わないようにしましょう
キャンペーンを実施する
イベントに先立ち、インスタグラム内でキャンペーンを開催すると、より認知度アップや潜在顧客へのアプローチになります。
ハッシュタグを活用したキャンペーンやフォローすることで特典がもらえるキャンペーンなど、方法はさまざまです。
インスタグラムのキャンペーンは他社の事例がたくさんあるため、参考にしながら最適なキャンペーンを実施していきましょう。
以下の記事も参考にしてみてくださいね。
インスタグラムキャンペーンの注意点と成功事例（2019～2020年）
フォトブース・動画ブースを用意する
インスタでは画像や動画の「映え」を意識した投稿が好まれる傾向にあります。
そのため、イベントにもフォトブースや動画ブースを設けて、インスタユーザーが映える写真や動画を投稿できるよう工夫をするのもいいでしょう。
投稿した写真・動画は、自社イベントのPRにもなり、気になった人が次回参加してくれる可能性が高まります。
楽しさや興味を駆り立てるようなフォト・動画ブースを設置できるよう心がけてみてください。
5.インスタでイベントの告知・集客をするときの注意点
インスタグラムのイベント告知や集客をする際、以下の点に注意してください。
- イベント用ハッシュタグは簡潔に
- イベントスタッフの写真撮影テクニックを磨く
- 信頼できるインフルエンサーを起用する
- 問い合わせ先を記載する
順番にみていきましょう。
イベント用ハッシュタグは簡潔に
イベント用のハッシュタグは簡潔でわかりやすいものにしましょう。
特に英語を使う場合はスペルミスをしたり、覚えるのが面倒になったりする可能性があります。より短く覚えやすいものを設定すべきです。
イベントスタッフの写真撮影テクニックを磨く
イベントを運営するスタッフは、どれだけ写真で魅力を伝えられるかが鍵となります。
そのため、写真撮影のテクニックを磨くことが必要です。
プロのカメラマンに撮影を依頼することも1つの手です。
信頼できるインフルエンサーを起用する
インフルエンサーの中には、自社の意図しない内容を投稿してしまう方もいます。
これを防ぐためには、インフルエンサーが普段どのような投稿をしているか調べておく作業が必要です。
双方にメリットとなる投稿や告知をしてくれるインフルエンサーを見つけて依頼しましょう。
問い合わせ先を記載する
イベントの内容でわからない部分があるユーザーは、運営への問い合わせを試みます。
しかし、問い合わせ先が記載されていないと、ユーザーはイベントの不明点を抱えるままで、参加の意欲が削がれてしまうケースもあるでしょう。
そうならないためにも、インスタのプロフィールやキャプションなどに必ず問い合わせ先を記載するようにしましょう。
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6. まとめ
今回は、インスタグラムのイベント告知や集客方法についてご紹介しました。
インスタグラムは使い方によって無料で集客できる有能なツールになります。
だからこそ、しっかりと運用方法を理解して、適切なアプローチができるようにしましょう。
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