TikTok(運用)

ユーザー数8億人!TikTok広告ガイドブック|企業の成功事例あり

こんにちは。テッキーです。

今日は、若い世代で人気の動画配信SNS「TikTok」についてお話ししていこうと思います。

実際に使っている人はもちろん、各種メディアでの広告などを目にしたことがある人は多いのではないでしょうか。

このTikTokは、2018年から広告配信プラットフォームとして注目されており、
本記事の前編では、TikTokの広告の種類や費用形態を、
後編では、中小企業でも活用できるTikTok Ads(運用型広告)について事例も含めてお伝えしていきたいと思います。

1.TikTokとは

TIkTok(ティックトック)とは、中国企業であるByteDance社が運営する動画作成共有サービスです。

動画サービスの有名なものではYouTubeがあり、長い動画の投稿が可能ですが、TikTokは最長15秒のショートムービーが中心です。

平均視聴時間はYouTubeには劣るものの、1日平均40分を超えており、最長15秒の動画のみ配信できることを踏まえると、非常に視聴時間が長いといえます。

また投稿のスタンダートは、インフルエンサーが投稿している音楽に合わせて踊っている動画を真似したものを作成し、投稿するというものです。

映像の編集もアプリ内に組み込まれているため手軽に映像を編集でき、ショートムービーのため、スキマ時間で楽しむことができます。

1-1.ダウンロード数世界No.1

(引用:Digital Information World

アメリカのデータ会社SensorTowerの統計によれば、2019年第4半期で最もダウンロードされたアプリは、Facebook傘下のWhatsAppでしたが、2020年1月の世界ダウンロード数ランキングでは、TikTokが1位に輝きました。

1-2.TikTokのユーザー層

※画像:海外におけるTik Tokユーザーの男女年代別比率

データ元: App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による

画像:日本国内ユーザーの男女比

(引用:https://value-creation.jp/knowledges/tiktokads/)

2020年1月の時点で全世界のユーザー数は8億人、日本国内では950万人となっています。

男女別の利用比率を見てみると、
海外では、男性ユーザーが約55%女性ユーザーが約45
国内では、男性ユーザーが約35%女性ユーザーが約65%となり、
意外ですが海外では男性ユーザーの割合が高いんですね。

また、利用年代層を見てみると、
ユーザー層は10代ばかり…と連想されがちですが、
男女合わせて約60%が20歳以上のユーザーとなります。

1-3.視聴専門ユーザーが多い

TikTokは、利用者によって全く違った楽しみ方ができるツールです。

新しい音楽、振り付けを実施し、自身の動画を投稿し楽しむユーザーもいますし、動画投稿をきっかけに、新しいコミュニティを形成するユーザーもいます。

国内外を問わず、多くの出会いが可能なツールです。

また、投稿される動画を視聴するだけの、視聴専門ユーザーも存在し、

このユーザーの割合が、TikTok内で最も多いようです。

視聴専門ユーザーが多いということは、企業が作成した広告、マーケティング施策を見てもらえる可能性が高いということになりますよね。

作成した広告を、最後まで見てもらうことが近年さらに難しくなったため、より確率の高い媒体でマーケティングを行う必要があるのです。

2.TikTok広告の配信メニューと費用

(引用:https://value-creation.jp/knowledges/tiktokads/)

TikTokの広告種類は現在3種類あります。

  1. アプリ起動時に全画面表示される「起動画面広告」
  2. タイアップ企画型の「#チャレンジ広告」
  3. おすすめ投稿に流れる全画面動画の「インフィード広告」(インフィード広告は「運用型」広告の提供もあります)

「あれ?どの広告も見たことない・・・」という方もいらっしゃると思いますが、実は、インストールから7日間は、新規ユーザーには広告表示されないんです。(一部#チャレンジなどは見ることができます)

2-1.#チャレンジ広告(ハッシュタグチャレンジ)

#チャレンジ広告とは、「特定ハッシュタグでの投稿をユーザーにおすすめするTikTok広告」のことです。

多数のユーザーが同一ハッシュタグで動画を投稿するため、より多数のユーザーにハッシュタグを広められます。

費用形態 期間契約型
契約単位 2ヶ月
費用
スタンダードチャレンジ 1,500万円
ハッシュタグチャレンジプラス 1,700万円
バトルハッシュタグチャレンジ 2,000万円
ベーシックハッシュタグチャレンジ 1,000万円
費用の変動要因 特になし
効果 認知度向上、ブランディング強化

(引用:https://adell-media.com/what-is-tiktok-ads/#1TikTokTikTok_Ads)

2-2.起動画面広告

(引用:https://value-creation.jp/knowledges/tiktokads/)

起動画面広告とは、「TikTokアプリの起動画面に表示させる広告」のことです。

全ユーザーに広告が配信されるため、認知度を効率的に上げられます。

費用形態 インプレッション課金型
契約単位 1日
費用 770円/1,000imp
想定費用 500万円程度
費用の変動要因 特になし
効果 認知度向上

(引用:https://adell-media.com/what-is-tiktok-ads/#1TikTokTikTok_Ads)

2-3.インフィード広告

(引用:https://value-creation.jp/knowledges/tiktokads/)

インフィード広告とは、「おすすめ投稿内に表示させるTikTok広告」のことです。

通常投稿と同一形式で広告配信されるため、広告色が非常に薄いです。

ユーザーに情報が伝わりやすいため、コンバージョンを効率的に獲得できます。

費用形態 期間契約型
契約単位 1日
費用
TopView 625万円
Brand Premium 42万円
OneDayMax 300万円
費用の変動要因 Brand Premiumのみターゲティングによって変動。
効果 認知度向上、ブランディング強化、販売促進

(引用:https://adell-media.com/what-is-tiktok-ads/#1TikTokTikTok_Ads)

2-4.TikTok Ads(運用型広告)の配信メニューと費用

最後にご紹介する広告が、「運用型」と呼ばれる広告です。
「Tik Tok Ads」と呼ばれることもあります。

ByteDance社運営の全てのアプリにインフィード広告を配信できます。(注.ByteDance株式会社はTikTokの運営会社)

また、これまでご紹介した広告とは異なった費用計算方法を採用している広告で、

より多くの企業が取り入れやすい広告だと言えるでしょう。

また、「性別」や「配信地域」等の細かなターゲティングが可能です。

費用形態 インプレッション課金型、クリック課金型、再生課金型
費用 100〜1,000円/1,000imp
30〜100円/クリック
5〜60円/再生
費用の変動要因 ターゲティング:競合性が高いユーザーほど単価が高騰
費用例 東京都在住の30〜40歳男性に広告配信
60円/クリック
効果 販売促進

(引用:https://adell-media.com/what-is-tiktok-ads/#1TikTokTikTok_Ads)

3.TikTok広告マーケティング成功事例

ここからは、実際にTik Tokで行われたマーケティングの成功事例についてご紹介していきます。

中でも、今回は「#チャレンジ広告」や「起動画面広告」で大きな成功を収めたマーケティングを、4種類をご紹介します。

3-1.事例1:マクドナルド/#チャレンジ広告

ハッシュタグチャレンジ「#ティロリチューン」はマックフライポテトが上がった時の「ティロリ」の音に合わせてダンスをしながら「500円バリューセット」を食べる様子を撮影するチャレンジ。
(出典:TikTok Ads Japan)

  • 広告の目標:若年層へお得なワンコインセットの認知獲得と来店促進
  • 広告の商品:500円バリューセット
  • インフルエンサー:日本の複数の人気インフルエンサー
  • 動画のテーマ:#ティロリチューン
  • 広告の種類:ハッシュタグチャレンジ
  • 結果:3/4〜3/26の23日間で総再生数1億回と5万件のユーザー動画投稿数を獲得。総再生数1億5000万回と6万5000件のユーザー動画投稿数

3-2.事例2:ワイモバイル/#チャレンジ広告

ワイモバイルの「#と思いきやダンス」はCM出演の権利がもらえる魅力的なキャンペーンとして大人気にとなりブランド認知度向上に大きく貢献。
(出典:TikTok)
  • 広告の目標:Z世代のターゲット層への訴求
  • インフルエンサー:人気Youtuber・TikTokerの「ねお」さん
  • 動画のテーマ:#と思いきやダンスのチャレンジ応募者から1名にワイモバイルのCM出演権利をプレゼント
  • 広告の種類:ハッシュタグチャレンジ
  • 結果:動画の視聴合計回数は1億2,000万件を突破、27,000人以上がワイモバイル提供の「と思いきやダンス」の曲を使用しチャレンジに参加

3-3.事例3:MAYBELLINE(メイベリン)/インフィード広告

メイベリンのインフィード広告では日本の人気インフルエンサーである長谷川 澪奈さんを起用し「まつげ彼氏」というキャンペーン専用の楽曲を使用したキャンペーンを実施。
(出典:TikTok)

  • 広告の目標:若年層女性からの支持獲得
  • 広告の商品:ボリューム・エクスプレス・ハイパーカール・マスカラ
  • インフルエンサー:長谷川 澪奈さん
  • 動画のテーマ:まつげ彼氏
  • 広告の種類:インフィード広告
  • 結果:公開後1日でいいね数48,700件、コメント数2,907件、シェア数709件

3-4.事例4:Danone Danette(ダノン・ダネット)

世界規模の企業、Danone(ダノン)が欧米で展開するブランドDanette(ダネット) では起動画面広告とインフィード広告を活用し視聴者をハッシュタグチャレンジ(#ToujoursDebout)に効率的に誘導。出典:TikTok
  • 広告の目標:Z世代(1990年代後半~2000年生まれ)のターゲット層への訴求
  • インフルエンサー:7人のフランス人インフルエンサー(合計600万人のフォロワー数)
  • 動画のテーマ:#ToujoursDebout(#座っちゃダメチャレンジ)
  • 広告の種類:ハッシュタグチャレンジ、起動画面広告とインフィード広告
  • 結果:第1週で広告全体の再生回数4,000万回、17,000人のTikTokユーザーがチャレンジ動画を投稿

補足:TikTok広告の費用形態一覧

ここで、TikTok広告の費用形態についての補足ですが、

大きく分けて4種類あり、それぞれ詳しく説明していきます。

補足1.TikTok広告の費用形態:期間契約型

期間契約型とは、「TikTok広告の掲載期間に応じて費用が発生する形態」のことです。

下記の理由で成果が出なかったとしても、費用がかかってしまいます。

  • クリエイティブの失敗
  • 広告配信時期の選定ミス

一方で、競合参入の有無に関わらず、契約期間中は広告が必ず掲載されます。

メリット 1.契約期間中は必ず広告が表示される
2.料金が変動しない
デメリット 1.成果が悪かったとしても、費用が発生する。
2.契約後の解約が不可能。

(引用:https://adell-media.com/what-is-tiktok-ads/#1TikTokTikTok_Ads)

補足2.TikTok広告の費用形態:インプレッション課金型

インプレッション課金型とは、「TikTok広告が1,000回表示されるたびに費用が発生する形態」のことです。

別名、CPM課金とも呼ばれ、

「クリック」または「広告の再生」のいずれかがおこなわれなかったとしても、費用がかかってしまいます。

しかし、高品質なクリエイティブを作成できれば、クリック課金型・再生課金型に比べて、費用対効果が高くなります。

メリット 1.広告が表示されなければ費用がかからない
2.高い費用対効果を得やすい
デメリット 1.クリエイティブの品質が低いと費用対効果が大幅に悪化
2.広告メニューによって、競合数が増えるとインプレッション単価が高騰

(引用:https://adell-media.com/what-is-tiktok-ads/#1TikTokTikTok_Ads)

補足3.TikTok広告の費用形態:クリック課金型

クリック課金型とは、「TikTok広告内のCTAがクリックされるたびに費用が発生する形態」のことです。(注.CTAとは、「ランディングページに誘導するためのボタン」のこと)

「インプレッション数」または「広告の再生数」が膨大だったとしても、クリックされなければ費用がかかりません。

しかし、料金設定が高いため、費用対効果を上げにくいです。

メリット クリックされなければ費用がかからない
デメリット 1.費用対効果を上げにくい
2.競合数が増えるとクリック単価が高騰

(引用:https://adell-media.com/what-is-tiktok-ads/#1TikTokTikTok_Ads)

5.最後に

他のSNSに比べても、圧倒的に10代、20代のユーザーが多いTikTokですが、

これまでとは違うターゲットを狙う場合、非常に高い効果が期待できます。

商品やサービスの訴求はもちろんのこと、イベント集客などでもその効果は発揮できるでしょう。

これまでとは異なる広告展開を考えている場合は、TikTokも候補に入れておくといいでしょう。

次回、後編では中小企業でも活用できる「運用型広告」について
事例も含めて詳しくお伝えしたいと思います。
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