Facebook(広告)

【2022年版】Facebook広告のA/Bテスト機能の設定方法

「Facebook広告を手直ししたけど、結局改善できたのかわからない……」
「Facebook広告の出稿方法を変えたらコストパフォーマンスが落ちないか心配」

Facebook広告の運用を担当していると、自社広告を改善する機会は多いでしょう。

ですが、いざ出稿方法やクリエイティブを変更するとなると、逆にパフォーマンスが下がったらどうしようかと不安になりますよね。

そこでおすすめなのが、変更前後でのパフォーマンスを比較できる「A/Bテスト機能」を活用することです。

本記事では、Facebook広告のA/Bテスト機能について、概要から設定方法まで詳しく解説していきます。A/Bテスト実施時に意識すべきポイントについても紹介するので、まだ取り組んだことがない人はぜひ参考にしてみてください!

「A/Bテスト結果の分析なんて高度なことはできない……」という場合、Facebook広告のプロに運用を任せてみてはいかがでしょうか。弊社のFacebook広告の運用サービスなら少額予算で利用できるので、ぜひ検討してみてください!

Facebook広告のA/Bテスト機能とは

Facebook広告には、広告効果の改善に役立つ「A/Bテスト機能」と呼ばれる機能があります。

ここでは、A/Bテスト機能の概要、そしてどのようなときに活用できるのかについて解説していきます。

Facebook広告のA/Bテスト機能の概要

Facebook広告のA/Bテスト機能は、広告内容や出稿条件が異なる広告同士のパフォーマンスを比較する機能です。たとえば、広告内容や出稿方法について、以下のような部分の変更・比較を行えます。

  1. 広告クリエイティブ:画像、テキストなど
  2. オーディエンス:年齢、地域など
  3. 最適化方法:アトリビューション設定、入札戦略など
  4. 広告の表示位置:自動配置、手動配置など
  5. 商品セット:商品の組み合わせ

A/Bテスト機能を用いてこれらを比べることで、どのような広告がもっともパフォーマンスが高いかがわかります。すなわち、A/Bテストの結果を分析して広告作りに活かせば、効果的にパフォーマンスを改善できるということ。

やみくもに手直しするより作業の無駄を省けるので、まだ取り入れていない場合は導入を検討してみるのもおすすめです。

Facebook広告のA/Bテスト機能を使うメリット

Facebook広告のA/Bテスト機能を使うメリットとしては、以下のものが考えられます

  1. パフォーマンスの優れた自社広告を見つけやすい
  2. 自社広告の改善を無駄なく迅速に行える
  3. 精度が高い比較分析を行える

Facebook広告のA/Bテスト機能を利用すると、広告を変更した場合のパフォーマンスの変化を確かめられます。すなわち、A/Bテストの結果を分析すれば、パフォーマンスの良い広告を見つけ出せるということ。

そして、高パフォーマンスの広告についてさらにA/Bテストを重ねていけば、最短ルートで広告の改善を行えるのです。

また、精度が高い比較分析を行えるのも、A/Bテスト機能の大きなメリットでしょう。

もし手動でA/Bテストを行う場合、広告ごとに出稿時期が変わってしまったり、オーディエンスが重複してしまったりするデメリットがあります。

ですが、A/Bテスト機能では出稿タイミングを揃えつつ、オーディエンスの被りを抑えてA/Bテストを行うことが可能です。

このように、理想的なテストを実施できるA/Bテスト機能は、広告改善に欠かせないツールといえるでしょう。

Facebook広告のA/Bテスト機能の活用方法

Facebook広告のA/Bテスト機能は、以下のようなケースで導入すると良いでしょう。

  1. 自社広告に変更を加えたときの効果を測定したい場合
  2. 2つの広告戦略を素早く比較したい場合
  3. 自社広告の客観的な評価を知りたい場合

A/Bテスト機能は、広告同士のパフォーマンスを比較するのに役立つ機能です。ですので、広告に何らかの変更を加え、改善できたかどうか確かめたいときには、非常に心強いツールとなるでしょう。

また、A/Bテストの結果を分析すると、それぞれの広告に対するユーザーからの評価がわかります。したがって、分析結果を広告制作に反映させれば、効率的にユーザーに響く広告を作れるはずです。

さらに、Facebook広告のA/Bテスト機能には、同じタイミングで広告を出稿・比較できるというメリットがあります。

たとえば2つの広告を比較したい場合、手動で交互に出稿すると、2回分の配信期間が必要になるでしょう。ですが、A/Bテスト機能では一括で2パターンの広告を出稿できるので、同一期間で素早く効果測定を行えるのです。

このように、広告のパフォーマンス分析・比較をしたい場合、A/Bテスト機能が役に立つ機会は多いでしょう。

Facebook広告のA/Bテスト機能の設定方法

Facebook広告のA/Bテスト機能は、主に以下の2通りの方法で設定することが可能です。

  1. 広告マネージャからA/Bテストを行う方法
  2. テストツールからA/Bテストを行う方法

ここでは、それぞれの設定方法について詳しく解説していきます。

テストツールからA/Bテストを行う方法

テストツール経由でA/Bテストを行うには、以下の作業を実施する必要があります。

  1. テストツールにアクセスする
  2. 画面左のツールバーから「テスト」を選ぶ
  3. 「A/Bテスト」の「スタート」を押す
  4. テストしたいキャンペーンや広告セットを選択する
  5. A/Bテストのスケジュール、テスト名を設定する
  6. 「判定」内の「主な指標」からA/Bテスト結果の判定方法を選ぶ
  7. 「テスト詳細を確認」を押し、A/Bテストの詳細設定やスケジュール確認を実施する
  8. 「テストを作成」を押して設定を行う

既存の広告をもとにしてA/Bテストを作る場合、最大5種類まで広告キャンペーンを使用できます。ですが、比較対象を増やしすぎるとかえって適切な結果が得られない傾向があるので、その点には注意してください。

A/Bテストに使用する広告は、必要最小限のものだけ含めるようにしておきましょう。

広告マネージャからA/Bテストを行う方法

広告マネージャ経由でA/Bテストを行う場合、以下の手順で作業を行ってください。

  1. 広告マネージャにアクセスし、テストに使いたい広告キャンペーンを選択する
  2. 「A/Bテスト」ボタン、もしくはキャンペーンを開いて「A/Bテスト」の「A/Bテストを作成」ボタンを押す(※)
  3. 「スタート」ボタンを押す
  4. 「この広告のコピーを作成する」または「他の既存の広告を選ぶ」のいずれかを選ぶ
  5. 「この広告のコピーを作成する」を選んだ場合、画面の説明にしたがって変更する変数の設定を行う
  6. A/Bテストの名前や判定方法、掲載期間を決める
  7. 画面に従って作業を進めていき、広告セットの複製やテスト作成を行う

※画像は後者の方法を実施した場合のもの。

ちなみに、A/Bテストの作成方法は主に2種類あり、以下の点が異なります

  1. この広告のコピーを作成する:既存の広告キャンペーンをもとに新しいA/Bテストを作成
  2. 他の既存の広告を選ぶ:既存の広告キャンペーンどうしでA/Bテストを作成

このように、どのような広告同士を比較したいかによって、選択すべき作成方法が異なります。A/Bテストの実施目的に合わせて、適切な作成方法を設定するのが重要といえるでしょう。

Facebook広告のA/Bテストの結果の確認方法

Facebook広告のA/Bテストを実施した後は、テスト結果を確認・分析する必要があります

そこでここからは、A/Bテストの結果確認の手順について説明していきます。

テスト結果確認時のポイントについても紹介するので、A/Bテストの実施経験がない人もぜひ参考にしてみてください!

A/Bテストの結果確認の手順

Facebook広告のA/Bテスト機能を利用した場合、テスト結果をテストツールから確認できます

A/Bテストの結果をテストツールで確認するには、以下の作業を実施してください。

  1. 広告マネージャにアクセスする
  2. 「三」のようなアイコンからメニューを開く
  3. メニュー内の「テスト」を選択し、テストツールにアクセスする
  4. 画面上にある「分析」を押す
  5. 今回実施したA/Bテストを探し、「レポートを見る」を選ぶ
  6. A/Bテストのレポートが表示されるので、結果やテスト詳細を確認する

このように、テストツールを利用すると簡単な作業でA/Bテストの結果を見られます

テストツールを開く方法がわからない場合は、上で紹介した手順に従い、広告マネージャ経由でアクセスしてみてください。

A/Bテストの結果確認のポイント

A/Bテストの結果確認のポイントとしては、以下のものが挙げられます。

  1. 仮説に対してどんな結果になったのか確認する
  2. 効果の高いものと低いものの違いを把握する
  3. 結果の信頼度に注目する

A/Bテストが完了した後は、まず仮説に対してどんな結果になったのか確認しましょう。仮説通りの結果が得られていれば問題ありませんが、もし予想と異なる結果になった場合はその原因を調べる必要があります。

また、効果の高い広告と低い広告の違いを把握するのも重要です。各変数について広告同士を比較し、どの部分が良かった・悪かったのかを徹底的に調査しておくのが良いでしょう。

こちらの調査結果を活用することで、次回以降はより良い広告を作れるようになるはずです。

そして、A/Bテストの結果を確認するときは、パフォーマンスだけでなく信頼度も確認しておくべきでしょう。

信頼度とは、まったく同じ条件でA/Bテストを繰り返したときに同一の結果が得られる確率を表すパラメーターです。つまり、信頼度が高いほど精度の高いテストといえるでしょう。

信頼度については、70%~75%以上になっているかどうかを基準としてチェックしてみましょう。あまりに低い場合は十分な結果が得られていない可能性があるので、条件を変えて再度A/Bテストを行うのが無難です。

Facebook広告のA/Bテスト実施時に意識すべきポイント

Facebook広告のA/Bテスト実施時に意識すべきポイントとしては、以下のものが挙げられます。

  1. 変数は一つにする
  2. テストパターンを増やしすぎない
  3. 最適なテスト期間を設ける
  4. 最適な予算設定をする
  5. テストを繰り返し行う

それぞれのポイントについて以下で解説していきます。

変数は一つにする

A/Bテストを実施するときは、一つの変数に絞って実施するのが重要といえます。A/Bテスト機能では複数の変数を設定することも可能ですが、そうするとテスト結果を分析しづらくなってしまうのです。

たとえば、クリエイティブの画像と説明文という2つの変数を変えてテストしたとします。この場合、もし反応の良いクリエイティブが見つかったとしても、画像と説明文のどちらが大きく影響したのか判断できません。

一方、画像に絞ってテストを行っていた場合、広告同士の違いは画像のみです。したがって、パフォーマンスの変動に影響したのは画像だということがわかります。

このように、次の広告作成にテスト結果をうまく活用するには、変数を一つにすることが大切です。

テストパターンを増やしすぎない

テストパターンを増やしすぎないことも、A/Bテストを実施するうえで意識すべきポイントです。

Facebook広告のA/Bテスト機能では、テストパターンを5つまで設定できます。ですが、パターンを増やせば増やすほど、各パターンの配信回数が少なくなってしまうというデメリットがあるのです。

すなわち、データが集まりにくくなり、信頼性のあるテスト結果を得るのが難しくなってしまうということ。

このように、一見効率よくテストを行えそうなものの、実はパターンを無駄に増やしても意味がありません。むしろ逆効果になる可能性もあるので、できる限り最少のパターン数に抑えてみてください。

最適なテスト期間を設ける

A/Bテスト機能を利用してテストを実施する場合、最適なテスト期間を設けるように意識してみましょう。

A/Bテスト機能では、テスト期間を1~30日間の中で自由に設定できます。しかし、テスト期間が短すぎると十分なデータが収集できず、正確なテスト結果が得られないリスクがあるのです。そのため、予算と相談しつつ、テスト期間はある程度長めにするのが無難でしょう。

必要なテスト期間はテスト目的や自社ビジネスの種類によっても変わってくるので、自社で検討する必要があります。たとえば、Meta公式では7日間以上を推奨しているため、知見がない場合はまずこちらを参考にして設定するのがおすすめです。

参考:https://www.facebook.com/business/help/290009911394576

最適な予算設定をする

A/Bテスト機能を活用するには、最適な予算設定をすることも重要なポイントです。

もし極端に少ない予算を設定してしまうと、それだけ各広告の配信回数は少なくなってしまいます。その結果、十分な予算を設定した場合と比べてデータ数がどうしても減り、信頼できるテスト結果を得られなくなることも。

このように、A/Bテストでどの広告・戦略が優れているのか確かめるには、ある程度の予算が必要です。もしテスト精度が悪いことに悩んでいるなら、予算をいつもより高めにしてみてはいかがでしょうか。

テストを繰り返し行う

せっかくA/Bテストを行ったのに、一回でやめてしまうのは勿体ないです。前回の結果をもとにクリエイティブや出稿方法を改善し、さらなるA/Bテストを繰り返すことで、効率よく高いパフォーマンスの広告を作り出せます。

A/Bテストの繰り返し方としては、前回と別の変数を設定してみる方法や、同じ変数についてさらに深掘りしていく方法などが考えられるでしょう。こうすることで広告制作の知見が蓄積されていき、自社広告のレベルが上がっていくのです。

ほかのA/Bテスト実施時のポイントも意識しながら、精度の高いA/Bテストを実施していきましょう。

「A/Bテスト機能の使い方はわかったけど、使いこなすのは難しそう……」という場合、プロに相談してみるのも一つの手です。少額予算で利用できる弊社のFacebook広告の運用サービスなら、気軽に広告運用を依頼できます。

まとめ

本記事ではFacebook広告のABテストについて、主に以下の点を解説しました。

  1. Facebook広告のA/Bテスト機能の概要
  2. Facebook広告のA/Bテスト機能の設定方法
  3. Facebook広告のA/Bテストの結果の確認方法
  4. Facebook広告のA/Bテスト実施時に意識すべきポイント

Facebook広告のA/Bテスト機能とは、条件を変えて作った広告同士を比較して、どの広告が良かったか調査する機能のこと。

A/Bテスト機能を利用するとパフォーマンスの良い広告がどんなものか把握できるので、自社広告の改善に活用できます。

とはいえ、やみくもにA/Bテストを実施したところで十分な結果は得られないため、その点には注意しておきましょう。

本記事ではA/Bテスト実施時に意識すべきポイントについても紹介しています。こちらを参考にして、ぜひA/Bテスト機能を広告パフォーマンスの改善に役立ててみてください!

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