現在、企業活動にとってSNSは重要な役割を担うようになりました。その中でも今の若者を中心にTiktokはよく見られていますが、TikTokのインフィード広告はご存じでしょうか？

TikTok広告の種類

TikTok広告って何種類くらいあるの？

TikTok広告は全部で5種類あります！ここではそれぞれを簡単に説明していきます。

起動型広告

起動型広告は、TikTokアプリを起動した際に一番最初に表示される広告です。この広告は1日に1度しか表示されないため、何気なく見ている方が多いとも思います。

インフィード広告

引用元:日本初！ECにも効果的な「コレクション広告」を導入！ブランドから商品までトータルに訴求【DIESEL】

この画像が今回取り上げるインフィード広告です！「おすすめフィード欄」の中でこの画像のように表示される広告です。

ブランドエフェクト広告

引用元:TikTokで21年上半期最多投稿の資生堂ブランドエフェクト　その発想法は

この画像のように、具体的な商品名やブランド名等を含んだフィード広告がブランドエフェクト広告です。

ブランドオークション広告

引用元:アイフル、TikTokでCM素材を活用　サイト来訪約3倍増:

TikTok広告の中では例外的に、「広告運用中にターゲティング設定だけでなくクリエイティブも修正・改善できる」運用型広告です。掲載場所をオークション形式で入札して決定することから「ブランドオークション」と呼ばれています！

ハッシュタグチャレンジ

引用元:池田エライザさん監督のWeb CM出演モデルをTikTokで募集｜UCC「#香るどブリューオーディション」開催！

この画像上部にあるように、ユーザーがハッシュタグをつけてそれを投稿して拡散されていくのがハッシュタグチャレンジです。

本記事ではその中でもインフィード広告というものに注目していきます。

TikTokインフィード広告のメリット

インフィード広告のメリットは、主に下記で示す7つがあります。

広告費用の幅が広く、安く配信することが出来る

インフィード広告は配信する費用が40万円程度～数百万円までと幅広いことが特徴です。インフィード広告では「おすすめフィードの80番目以内」など、具体的なタイミングや位置を指定した配信が可能で、この設定に応じて費用が異なります。

そのことから「広告費用に対して大きな予算をかけられない…」といった企業の方でも費用が比較的少ない広告設定にすることで、低予算から配信を始められます。このように、インフィード広告は個人や自社で運用をされる方におすすめです

広告感の弱い配信が出来る

インフィード広告は他の動画と同様の形式で表示されるため、ユーザー視点で「広告を感じにくい配信」をすることが出来ます。広告を目にする機会が増えた現在、広告に拒否感を抱くようになった方も少なくありません。そういった方に対し「広告感を極力感じさせない」インフィード広告は受容されやすいと言えます。それにより普通の投稿としていいねやコメントがつき、投稿がシェアされることで拡散される点が魅力です。

ユーザーへの訴求力が強い

フルスクリーンの動画で配信内容をアピールすることが出来るため、画面の一部に表示されるバナー広告などに比べて「ユーザーへの訴求力が強い」と言えます。

YouTubeと同様にインフルエンサーなどを活用して商材をアピールすることで、ユーザーに対し強いインパクトを残すことが出来ます。加えて、「スキップ出来ずいいね等もつけられない」YouTube広告に対し、インフィード広告は前述した魅力によってより多く人に受容される訴求が出来ます。

エンゲージメント分析が容易

InstagramやFacebookと同様に、ユーザーが投稿に対していいねやコメントをすることが可能なので、それに対する分析が容易です。TikTokはアルゴリズム上、「より長い時間視聴され、より多く反応（いいねやコメント）される投稿」が拡散されます。ここで重要な指標の1つであるいいね数やコメント数は広告管理画面で数値化されることで、「より反応されやすい広告」を作るために改善をし、パフォーマンスを向上させることに繋がる点が魅力です。

CTAボタンが設置できる

クリックすることでLP（ランディングページ）やECサイトへ遷移する「CTAボタン」があることによって、広告のパフォーマンスを向上することに貢献します。

もし効果的なCTAボタンを設置できれば、クリック率が上昇し「LPやECサイトの流入増加」、「クリック数の増加に伴う拡散性増加」などといった効果が生じます。ユーザーが直感的に押しやすくなるCTAボタンが設置出来るか出来ないかで大きくパフォーマンスに違いが出来ると考えます。

1日単位での出稿が出来る

短期間のイベントやセールなどに柔軟に対応できるとい点で、1日単位での出稿が非常に効果的です。低予算で運用する企業の方などは、自らイベントやセールなどを行うときに合わせて予算を多く使い、それ以外は予算を抑えるまたは停止するといった柔軟な運用が可能です。他にも特定の地域でイベントなどが開催されるタイミングに合わせて、その地域向けの広告をその日に配信するといったことも可能です。このように、限定的なイベントにも柔軟に対応できます。

ターゲット設定が詳細に出来る

TikTok内で蓄積されたユーザーのデータを利用することで、「どんな人に配信するか」詳細に設定することが出来ます。

TikTokはユーザーが「どんな投稿に良い反応を示したか」データとして管理しており、類似の興味を持つ人々を属性としてまとめています。TikTok広告はその属性を狙って広告を配信することが出来るため、投稿内容を属性の興味関心に適したものにすることで、より高いパフォーマンスを発揮できます。

TikTokインフィード広告のデメリットや注意点

ここではTikTokインフィード広告のデメリットや注意点について説明していきます。

広告内容によってはユーザーが避けることがある。

TikTok広告には他のWEB広告にみられない良い特徴がある一方で、広告としての注意点があります。
それが、「あえて広告感を投稿に出す際は見せ方に注意する」ことです。前述したようにTikTokは広告感があまりない投稿として配信できるのですが、その投稿の内容やデザインがあまりにも広告感が強いと多くのユーザーに避けられてしまいます。広告を作成する際はTikTok広告の特性を生かしたデザインと投稿内容にするよう注意しましょう。

課金方法に注意する必要がある

TikTok広告にはクリック課金型やインプレッション課金型などの課金方法がありますが、戦略的に選択しなければ損をしてしまう可能性があります。

例えばクリック課金型で設定した場合、LP（ランディングページ）と大きく異なる内容の訴求で広告を配信したら、LPからコンバージョンに至る確率が低いため広告費用が無駄になる可能性があります。またインプレッション課金型にした場合、クリックされ辛いデザインの広告を配信したら、多くの人に拡散されただけでクリックされずコンバージョンにも至る可能性は低いでしょう。
このように、自身のデザインの狙いと課金方法の向きを揃えることが重要です。

出稿した広告はキャンセルや修正ができない

1日ごとに出稿出来たり日予算を変更出来たり、便利な点が多いTikTok広告ですが、1度配信を開始ししまうとキャンセルや修正が出来ません。ですので広告が配信された後にミスに気付いた場合や急遽変更したくなっても、投稿を作り直さない限り修正をすることが出来ません。配信を開始する際は、細心の注意を払って入稿作業を行うようにしましょう。

プランによっては画像広告のみしか配信できない

インフィード広告における、「おすすめフィード」の4投稿目に最大60秒間のフルスクリーン動画広告を配信できる「OneDayMax」というプランのみ加入している場合、画像広告しか配信することが出来ません。TikTok広告の強みはユニークなショートムービーであり、画像のみの配信だとその効果は半減すると言っても過言ではないかもしれません…もし「OneDayMax」プランに加入しているまたは加入を検討している場合は他のプランとの併用がおすすめです！

TikTokインフィード広告の事例5選を解説

DIESEL

引用元:DIESELが運用型インフィード広告「Brand Auction」を活用、購買意向のアップリフトが+300%超！:

これの画像は、アパレルブランド「DIESEL」が原宿のセレクトショップである「GR8」とのコラボレーションモデルのリリースに伴い、インフィード広告を活用したクリエイティブの画像です。現在DiorやLouis VuittonといったファッションブランドもTikTok広告を行っていることから、商品の外見や見え方が重要な業界において、魅力を効果的に訴求できるインフィード広告は最適な広告媒体といえるかもしれません。

株式会社ハーバー研究所

引用元:広告認知が+2.9%リフト！リーチやフリークエンシーを事前シミュレーション＆予約できるTikTokの新たなインフィード広告を活用【ハーバー研究所】:

無添加化粧品を取り扱うハーバー研究所は、当時新商品であった「ラベンダースクワラン」のプロモーションを行うにあたり、インフィード広告を活用しました。TikTokは現在月間利用者数が世界で10億人を超えていますがその中でも6～7割は女性であることから、女性をターゲットにした広告は非常に大きなビジネスチャンスになる可能性があります。この株式会社ハーバーも広告の反響によって配信前よりも広告認知がプラス2.9％も上昇したそうです。

株式会社I-ne

引用元：CTRが+22.10%リフト！TikTokのインフィード広告のAdd-on機能を活用した新しいエンゲージメント施策【株式会社Ｉ－ｎｅ】:

美容架電ブランド「SALONIA」を運営するI-neは、「イオンフェイシャルブラシ」という商品に対してインフィード広告を活用しました。前述したようにターゲットが女性であり、WEB広告と親和性が高い自社ショッピングページを紐づける設計にすることで成功した事例になります。

代理店へ依頼したほうがベストなことも！

TikTok広告は比較的低い予算で配信できる点が魅力ですが、クリエイティブ作成や運用などはノウハウが無ければ担当の方へのコストだったり、効果を上げることも難しいです。費用対効果を考えた時、広告代理店に依頼したほうが良い場合が多いです。TikTok広告を検討中の方は代理店への外注も検討してみましょう。

まとめ

TikTok広告は、近年グローバル企業も活用するほど注目されています。中でも今回取り上げたインフィード広告は、TikTok広告の中でも最も目に留まる回数が多い広告だと思います。

低額な予算から配信を開始できるからこそ、個人または社内で運用していこうとお考えの方もいらっしゃると思います。ですが「何から始めればいいか分からない」「運用担当者やチームを作るほど余裕はない」といった場合には、外注サービスを利用するのがおすすめです。ワンクルーズでも承っておりますので、広告配信に疑問や不安をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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