海外向けリスティング広告とは?その基本と仕組み

海外市場に向けて商品・サービスを届けたい企業にとって、リスティング広告(検索連動型広告)は非常に有効な手段です。検索エンジンの利用が世界的に一般化している今、Google広告を活用すれば、地域や言語を問わずターゲット層に効率よくアプローチできます。本章では、まずその仕組みや国内配信との違い、国や地域による戦略の違いについて解説します。
リスティング広告の概要とGoogle広告の仕組み
リスティング広告とは、検索エンジンにおいてユーザーが入力したキーワードに応じて表示される広告のことです。最も代表的なプラットフォームが「Google広告(旧称:Google AdWords)」で、広告主は特定のキーワードに対して入札を行い、検索結果の上部や下部に広告を表示させます。
広告はクリック課金型(CPC=Cost Per Click)が主流で、表示されるだけでは費用が発生せず、クリックされたタイミングで課金されます。ユーザーの検索意図に沿った広告が表示されるため、購買や問い合わせといったコンバージョンに繋がりやすいのが特長です。
Google広告では、地域・言語・デバイス・時間帯など多様なターゲティングが可能で、広告の成果はリアルタイムで測定できます。この仕組みにより、国内外問わず柔軟な広告運用が可能になります。
国内配信との違いとは?海外ならではのポイント
海外向けにリスティング広告を出稿する場合、国内配信とは異なる注意点がいくつかあります。最も大きな違いは「言語と文化」です。例えば、同じ英語圏でもアメリカとイギリスでは使われる単語や検索傾向が異なります。さらに、消費者の購買プロセスや広告に対する反応も文化的背景によって左右されます。
また、国によっては広告に関する規制が厳しく、医療や金融などの業界では出稿制限がある場合もあります。こうした違いを正しく理解し、配信対象国ごとに適切な戦略を練ることが、海外リスティング広告成功の鍵となります。
国や地域ごとの広告戦略の違い
海外リスティング広告では、「どの国・地域に配信するか」によって戦略が大きく異なります。例えば、アメリカでは検索エンジンの利用率が高く、キーワード競争も激しいため、差別化された広告コピーと綿密なターゲティングが求められます。一方、東南アジアや中南米などの新興市場では、競合が少ない代わりに、通信環境や文化的な認知度の低さが壁になる場合もあります。
ヨーロッパではGDPR(一般データ保護規則)などのプライバシー関連規制が厳しく、広告の配信にも慎重な対応が求められます。国や地域によって異なるユーザーの行動特性・法制度・検索エンジンのシェアを把握し、それに最適化した広告戦略を設計することが重要です。
海外でリスティング広告を出すための準備

海外向けにリスティング広告を展開するにあたり、事前の準備は成功可否を大きく左右します。国ごとの市場特性や文化、言語、法律への理解が不十分なままでは、広告効果が限定的になったり、トラブルに発展するリスクもあります。本章では、配信前に必ず押さえておくべきポイントを具体的に解説します。
対象国・地域のリサーチで押さえるべきポイント
まず最初に行うべきは、配信対象国・地域のマーケットリサーチです。単に「英語圏だから同じ」といった判断では不十分であり、以下のような観点から評価を行うことが重要です。
検索エンジンのシェア(例:中国はBaidu、ロシアはYandexなど)
競合状況:同業他社がすでに参入しているかどうか
消費者のオンライン行動特性:検索傾向、広告クリック率、スマホ vs PC比率
商習慣やプロモーション手法の違い:割引訴求が有効か、信頼訴求が重要か
これらの情報は、Googleトレンド、Statista、SimilarWeb、各国の政府統計などから入手可能です。
法規制・文化的背景のリスクと対策
国によっては、広告表現に関する厳しい規制があります。たとえば、以下のような規制例があります。

EU圏:GDPRによりユーザーの同意取得が必須
中国:Google広告は使用できず、Baidu広告に別途申請が必要
中東諸国:宗教・文化に配慮した表現が求められる
また、文化的タブーや価値観の違いを踏まえた広告表現が重要です。例えば、肌の露出がタブー視される地域では、ファッション広告の画像が不適切とされる場合があります。事前に各国のガイドラインや広告ポリシーを調査し、ローカルの法務チェックや代理店相談を行うことが有効です。
対応すべき言語の選び方と翻訳の注意点
言語選定は配信効率と費用対効果に直結します。対象国の公用語だけでなく、主要な少数言語の存在も考慮すべきです(例:カナダの英語とフランス語、スイスのドイツ語・フランス語・イタリア語など)。
また、単なる直訳では現地ユーザーに伝わらず、意図を誤解されるケースもあります。機械翻訳ではなく、ネイティブによる意訳+広告用のローカライズが効果的です。以下のようなポイントに注意しましょう。
- キャッチコピーやCTAは文化的背景を反映して作成
- 数値表記(通貨・日付)や単位(インチ・センチなど)を現地仕様に合わせる
- ユーザーインサイトに合わせた価値訴求を行う(例:価格重視 vs ブランド信頼)
Google広告で海外配信する際の設定ポイント

Google広告を使えば、世界中のユーザーに対して簡単にリスティング広告を配信できますが、国内と同じ設定では効果を最大化できません。配信対象の地域・言語・通貨・アカウント構成など、海外特有の設定が成果に大きく影響します。本章では、実際の配信設定において押さえるべき最重要ポイントを解説します。
地域と言語の設定方法と配信範囲の最適化
Google広告では、「地域(Location)」と「言語(Language)」の設定がキャンペーン単位で可能です。これらの設定は、広告の表示対象を的確に絞り込むために極めて重要です。
- 地域設定:国単位だけでなく、都市・州・郵便番号レベルまで詳細に指定できます。観光業やローカルビジネスであれば、都市単位での配信が有効です。
- 言語設定:ユーザーが使用しているブラウザやGoogleの表示言語に基づいて配信されます。英語圏であっても、スペイン語話者が多い地域などでは多言語設定が有効です。
通貨、タイムゾーン、アカウント構成のベストプラクティス
Google広告のアカウント作成時に「通貨」と「タイムゾーン」を設定する必要があります。これは後から変更できないため、慎重に選定する必要があります。
- 通貨:請求金額やレポートの金額単位に影響します。現地法人がある場合やローカル代理店と連携する場合は、現地通貨の選択が合理的です。
- タイムゾーン:配信スケジュールや時間別レポートに関わるため、現地のビジネス時間帯に合わせて設定します。
また、配信対象国が複数ある場合は、「1カ国=1キャンペーン」として分けることで、言語や広告文、入札戦略を国ごとに最適化しやすくなります。大規模に展開する場合は、MCC(My Client Center)アカウントの活用も視野に入れると良いでしょう。
多言語広告文と現地向けLPの最適化ポイント
広告文がいかにローカライズされていても、クリック後の遷移先(ランディングページ)が現地ユーザーに最適化されていなければ、離脱率が高まり、広告費の無駄になります。
- 広告文:ネイティブが作成・校正した文章が望ましく、現地の購買心理や文化的な価値観を反映した訴求が求められます。
- ランディングページ(LP):翻訳だけでなく、デザイン・フォント・CTAの表現・通貨表記・問い合わせフォームの項目など、ローカル化が必須です。
- 読み込み速度:海外ユーザーのインターネット環境を考慮し、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)の導入や画像最適化による表示高速化も重要です。
これらの要素を一貫性のある形で設計することで、ユーザー体験の質が高まり、広告のコンバージョン率も向上します。
キーワードリサーチと広告文のローカライズ戦略

海外向けリスティング広告で成果を上げるためには、単なる翻訳ではなく「ローカライズ」された広告戦略が欠かせません。とくに、検索ニーズにマッチしたキーワードの選定と、文化や言語に適した広告文の作成は、クリック率やCV率に直結します。本章では、現地市場に最適化されたキーワードリサーチと広告文設計の手法を解説します。
海外ユーザーの検索行動を分析するツール
海外向けのキーワードリサーチでは、日本国内とは異なる検索傾向を踏まえる必要があります。そのため、以下のようなツールの活用が不可欠です。
- Google Keyword Planner(Google広告):国・言語ごとに検索ボリュームや競合性を確認可能
- Google Trends:季節性や国別の検索トレンドを把握
- Ubersuggest / SEMrush / Ahrefs:競合他社が使用しているキーワードの可視化、地域別の検索意図の把握に強み
- SimilarWeb:対象国での主要な流入チャネルや検索傾向の可視化
検索クエリのニュアンスやボリュームを把握することで、よりコンバージョンに繋がりやすいキーワード群を選定できます。
英語以外の言語でのキーワード選定のコツ
英語以外の言語を扱う場合、単語の翻訳だけでは意味を成さないことが多く、ネイティブスピーカーの協力や、現地で使用される口語・俗語などの把握が不可欠です。具体的には以下の点に注意します:
- 直訳ではなく意訳を重視:例)「格安」は英語で「cheap」ではなく「affordable」が好まれるケースも
- 国ごとの表現の違い:スペイン語圏でも、メキシコとスペインでは用語が異なる
- 多言語検索を想定:移民が多い地域では、複数言語の並用が効果的(例:英語+スペイン語)
ツール上でキーワードのボリュームを確認した上で、実際の検索画面や現地のECサイトなどからも検索トレンドを補完するのが理想です。
各国で刺さる広告文の作成ルールとは?
広告文は、単に翻訳したものでは現地ユーザーの心に響きません。文化的背景や価値観に根ざした訴求軸で展開する必要があります。以下に、広告文作成の際に考慮すべき要素を示します。
- 文化に応じたベネフィット訴求:価格優位性よりも信頼性や安全性を重視する国も多い
- 感情表現の許容範囲:日本では控えめな表現が好まれますが、アメリカでは「今すぐ買うべき!」といった強い表現が効果的な場合も
- フォーマットの最適化:タイトル(30文字以内)・説明文(90文字以内)・表示URL など、フォーマット制限内で最大限の訴求を行う
さらに、現地ユーザーの行動心理やCVまでの導線を考慮し、「読みたくなる」「押したくなる」言葉の選定が重要です。A/Bテストによるコピーの最適化も有効な手段です。
海外リスティング広告の成功事例と失敗しやすい落とし穴
海外向けリスティング広告の効果は非常に高い一方で、運用の難易度も高く、成功するためには細かな戦略設計と現地市場への理解が不可欠です。この章では、実際に成果を上げた企業の成功事例と、陥りやすい失敗ポイントを具体的に紹介します。これらを把握することで、自社の施策にも確かな指針を持つことができます。
実際に効果が出た企業の事例紹介

【事例1:アパレルEC(日本 → 北米展開)】
ある日本発のアパレルECサイトは、アメリカとカナダをターゲットにGoogle広告を展開。現地のファッション文化に合わせた広告文と、USD表示に対応した英語LPを制作。
結果として、CTRが国内平均の1.5倍、CVRも20%以上向上。初月でROAS150%以上を達成。
【事例2:BtoB SaaS企業(日本 → 東南アジア展開)】
日本国内で好調なSaaSプロダクトをシンガポールとインドネシアへ展開。言語は英語とインドネシア語を併用し、国ごとに訴求軸を変更。
英語圏では機能面、インドネシアでは価格面を中心に訴求したところ、リード単価が想定の半分に抑えられ、現地法人の立ち上げ前に販路を確保。
【事例3:美容商材(日本 → 欧州)】
自然派スキンケア製品をヨーロッパ諸国に展開。各国の法律に基づいた表現調整や成分表記対応を実施し、現地パートナーとも連携。
「オーガニック」「ヴィーガン」などのキーワードが刺さり、広告からのEC売上が3ヶ月で2.8倍に成長。
よくある失敗とその回避策

【失敗例1:直訳された広告文による反応の低下】
翻訳ツールに頼った広告文が現地ユーザーの心に響かず、CTRが著しく低下。→ ネイティブライターを起用し、文化背景に沿ったコピーライティングが必須。
【失敗例2:LPが英語対応していなかった】
広告は英語だったが、LPが日本語のままで離脱率90%以上。→ 広告とLPの言語・UXの一貫性を徹底すること。
【失敗例3:地域設定ミスによる無駄配信】
本来はシンガポールに配信したかったが、東南アジア全体に広告が表示され予算が無駄に分散。→ Google広告の「詳細地域指定」を活用すべき。
【失敗例4:法規制を無視した表現】
医薬品の広告で日本の表現をそのまま使用し、欧州で広告停止。→ 国別の広告規制を事前に確認・対応する体制が必要。
これらの成功・失敗事例を踏まえて、自社の戦略に応じた柔軟な改善が求められます。広告の定期的なモニタリングとPDCAサイクルの徹底が、海外市場での持続的な成果につながります。
自社運用 vs 外注|海外リスティングの運用体制をどう選ぶ?

海外向けリスティング広告の実施にあたり、「自社で運用すべきか、それとも代理店に依頼すべきか」は多くの企業が直面する課題です。国ごとの言語・文化・法制度を踏まえる必要があるため、国内配信よりも高度なスキルが要求されます。本章では、自社運用と外注の比較を踏まえ、適切な運用体制の構築方法を解説します。
外注時のメリット・デメリットと選び方
【外注のメリット】
- 専門的な知見と実績:多言語広告の運用経験が豊富な代理店は、国ごとの最適な運用戦略を提案可能。
- スピードと効率性:初期設定やLPローカライズなどの初動をスムーズに進行できる。
- 法規制への対応力:各国の広告ガイドラインや法令に詳しく、表現のチェック体制が整っている。
【外注のデメリット】
- 費用が高額になる可能性:月額固定費や初期費用が発生することが多く、予算管理が重要。
- 社内ノウハウが蓄積しにくい:外部任せにしすぎると、広告効果の背景や改善余地が把握しづらい。
【代理店の選び方】
- 海外配信の国別実績が豊富か?
- 言語対応力(英語以外も可能か)
- LP制作や翻訳、分析レポートまでワンストップで対応できるか
- 可能であれば現地法人やパートナー企業との連携有無も確認
代理店を選ぶ際のチェックポイント
適切な代理店を選定するには、以下のようなチェックリストが有効です。
チェック項目 | 解説 |
---|---|
対応エリア | アメリカ・EU・東南アジアなど、目的地に強いか |
言語対応 | 日本語だけでなく、英語・中国語・スペイン語などに対応可能か |
レポートの質 | 数値だけでなく、次のアクションに繋がる改善提案が含まれるか |
実績・事例の開示 | 顧客業種・国別・媒体別の成果事例を持っているか |
運用体制 | 専任担当者がつくか、運用は社内か外注か明示されているか |
信頼できる代理店は、単なる広告運用代行ではなく、ビジネスパートナーとしての提案力を持っています。複数社から比較検討することを推奨します。
費用感・ROIの目安と契約時の注意点
海外リスティング広告の費用構造は、以下のように構成されます:
- 広告費(CPC型):クリック単価は国や業界により大きく異なる(例:米国のBtoBは高単価傾向)
- 運用手数料:通常は広告費の15〜25%、または月額固定制(10万円〜数十万円)
- 初期費用:アカウント開設、広告設計、LP制作などで別途発生することがある
ROIの目安としては、ROAS300%以上(広告費1に対し売上3以上)が一つの基準です。ただし、業界や商材のLTV(顧客生涯価値)により基準は変わります。
契約時の注意点:
- 最低契約期間の有無(6ヶ月など)
- 成果報酬制の条件やKPIの設定基準
- 広告アカウントの所有権(代理店所有か、クライアント所有か)
これらを事前に確認し、期待値のすり合わせを行っておくことが、健全な運用関係を築く鍵となります。
よくある質問
海外向けのリスティング広告に関して、実際の現場でも多く寄せられる質問をピックアップし、簡潔かつ実務的な視点からお答えします。初めて海外配信に取り組む方はもちろん、すでに運用中の方にも参考になる内容です。
「リスティング」とはどういう意味ですか?
「リスティング広告」とは、検索エンジン(Googleなど)でユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告のことです。正式には「検索連動型広告」と呼ばれます。ユーザーの検索意図にマッチするため、ニーズが顕在化している層に直接アプローチできるのが特長です。
リスティング広告の1ヶ月の費用はいくらですか?
月額の広告費は業界・地域・配信規模によって大きく異なりますが、目安としては10万円〜100万円以上が一般的です。海外配信の場合、ターゲット国の競合状況によりクリック単価(CPC)が高くなる傾向があるため、国内よりも高めに予算設定するケースが多いです。
海外SEOとは何ですか?
海外SEOとは、「海外ユーザーに向けて行う検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」のことです。主にGoogleを中心とした検索エンジン上で、自社サイトが現地ユーザーに見つけられやすくするための施策です。リスティング広告との併用で、短期・中長期の両面から集客力を高めることが可能です。
海外の広告と日本の広告の違いは何ですか?
最大の違いは「文化的背景と広告表現の受け止め方」です。たとえば、日本では控えめな表現が好まれる一方で、アメリカではベネフィットを明確に打ち出すストレートな表現が好まれます。また、言語・通貨・規制・購入プロセスも異なるため、広告とLPの両方で現地最適化が求められます。
英語ができなくても海外広告は出せますか?
可能です。ただし、翻訳や広告文のローカライズ、現地市場の理解は不可欠です。信頼できる翻訳者・ローカルパートナーや代理店との連携が重要になります。Google広告の管理画面は日本語でも利用できるため、運用そのものは日本語で可能です。
配信対象国に法律の制限はありますか?
はい、あります。国によっては広告規制が厳しく、特定の商品カテゴリ(医薬品、金融、アルコールなど)は制限や禁止がある場合があります。たとえばEU圏ではGDPRにより個人情報の取り扱いが厳格であり、広告表示や同意取得に関するルールに従う必要があります。配信前に現地法の確認を必ず行うべきです。
ワンクルーズのリスティング広告運用は、10万円/月(税別)から可能です。
10万円の中には、出稿費用・初期設定・バナー制作費・運用手数料まで全て含んでおりますので、乗り換え費用やアカウント構築費用等は一切かかりません!
ワンクルーズは、Google社から成功事例として紹介されただけでなく、
創業以来、契約継続率90%を維持しており、1,000を超えるアカウントの運用実績があります。
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