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【LINE広告】始める前に知っておくべき事と、運用までの流れ

WEBでの集客方法を検討中で、一番親しみのあるLINE広告に興味を持ってはいるが、「どんな広告が配信できるかのイマイチよくわかってないし、配信方法もよくわからない。」という方はよくいます。

そんな方のために!こちらの記事ではLINE広告の概要や特徴、出稿の流れやルールと運用のコツをお教えします!

LINE広告概要

配信面が多数ある

LINE広告(LINE Ads Platform)通称LAPは、LINE内メディア6つと、LINE外のメディアに1000以上の配信先を持つ、ネイティブアドネットワークのHike Network(ハイクネットワーク)の配信面から構成されています。

*ネイティブアドとは:広告掲載面に広告を自然に溶け込ませることで、“ユーザーにコンテンツの一部として見てもらう”ことを目的とした広告のことです。

LINE内メディアの中では、NEWS面やタイムライン面、マンガ面の広告など、よく見るのではないでしょうか?

そして新しく追加されたSmart Channel(スマートチャンネル)も今後よく見るようになるかと思います!

スマートチャンネルはLINEのトークリスト最上部の枠に広告が表示されます。 トークリストと、同じ形式の広告をクリックするとその他広告と同じく商品・サービスのランディングページに遷移します。

圧倒的なDAU(デイリーアクティブユーザー)を誇るLINEサービスで最もアクティブ性の高いトーク画面の最上部に 広告が表示されるため大規模なプロモーションに活用できます。

*DAU(デイリーアクティブユーザー)とは:SNSをはじめとするソーシャルメディアやソーシャルアプリなどにおいて、1日にサービスを利用したユーザー(アクティブユーザー)の数のことである。

LINE外のメディアとして、ネイティブアドネットワークのHike Networkに配信できます。Hike Networkはインフィード型の広告ネットワークです。1000以上のサイトに配信できるためより多くのユーザーに配信できます。

*インフィード型広告とは:コンテンツとコンテンツの間に表示される広告のことを指し、ユーザーからの視認性が高いことが大きな魅力です。

以上のように、LINE内・外合わせて、多くの配信面を持っていることがLINE広告の魅力の一つです。

再来店の促進、常連の定着化も可能

LINE公式アカウント(旧LINE@)を使えば顧客の再来店促進と常連の定着化も行えます。

LINE公式アカウントは通常のアカウントと同じく友達に対して、メッセージ・ホーム投稿が可能になります。

通常のアカウントとは違い個人毎に送るのではなく、友達全員に送ることが可能になりますので、効率よくPRが可能です。

有料プランでは、『性別・年齢・居住地・使用しているOS・友達になってからの期間』こちらのセグメントにより配信を分ける事ができます。

店舗やサイトなどで友達追加を促していくことで顧客の友達を増やしていきます。一度、友達になって貰えば、顧客にイベント情報などをいつでも発信できるようになります。

新規顧客にイベント情報などを定期的に送ることで、自社を想起してもらうことが出来ます。複数回の想起により、再来店の促進、ひいては常連客化までつなげることが可能になります。

LINE広告の特徴

幅広いリーチが可能

LINEは日常生活に必要不可欠な連絡手段になっています。他のSNSに比べ圧倒的にユーザー数が多く年齢・職業関係なく幅広い層にリーチすることができます。

  • 月間アクティブユーザー:2億1,700万人以上
  • 主要4カ国(日本・台湾・タイ・インドネシア)の
    月間アクティブユーザー:1億6,750万人以上
  • 国内月間アクティブユーザー:7,600万人以上
  • 国内デイリーアクティブユーザー:85%

下記画像を見ていただければわかりますが、他の媒体と比べるとLINEのみを使用してるユーザーはかなり多くいます。

LINEでしかリーチできないユーザー層がいる。という大きな特徴を持っています。

アクティブユーザーが多い

LINEはリーチ数が多いだけではなく、月間アクティブユーザー、デイリーアクティブユーザー数も日本一を誇っています。

上記画像は2018年10月現在の月間アクティブユーザーです。

LINEは他のSNSと違い、友達や知り合いとの連絡手段として用いる事が多いので、自ずと使用頻度が高まってきます。

使用頻度が高ければ、自ずと広告に触れる機会が増えるので、インプレッション(表示回数)も確保できます。

膨大なリーチ数とインプレッション数を確保している事がLINEの大きな魅力です。

みなし属性によるターゲティングが行える

LINE広告はLINE上の行動から性別興味関心等に属性を分ける「みなし属性」により配信する事が出来ます。みなし属性によるターゲティングは『年齢・性別・地域・興味関心』に分類されます。

みなし属性はFacebookの様な、ユーザーに入力してもらった事実情報があるわけではありませんので、LINE広告は若干ですが、ターゲティングが苦手です。

*興味関心セグメントが弱いとされていたLINE広告ですが、2018年8月7日のリリースで出ていた”配信プラットフォームの大幅刷新”によって、精度が上がるかもしれません。

データ計測を行う独自のLINE Tagの登場や、LINEショッピングの購買データの活用によって、精度の高い興味関心セグメントが今後利用できる可能性を秘めています。

LINE広告のみ認知から獲得、常連化まで一気通貫できる

SNS広告やリスティング広告、ディスプレイ広告は基本的に認知から獲得までを得意としています。

獲得した顧客には、DMなどを使いフォローアップしていく事で再来店、ひいては常連化を図っていきます。

しかしLINEでは、先ほども書きましように、LINE公式アカウントを使用する事で、再来店の促進、常連の定着化も可能です。

LINE広告と組み合わせる事で、認知から獲得、常連化までLINE内で全て完結して行うことができるようになります。

出稿の流れ

LINE広告配信するには大きく分けてアカウント解説と入稿作業の2つを行う必要があります。

アカウント開設


LINE広告を使用するには、配信用のアカウント発行を受ける必要があります。発行時には、「広告主名や商材の正式名称」「広告主コーポレートサイトURL」「広告に使用するLPのURL」など、14の情報が必要です。

アカウント発行の審査期間は、申請してから約5営業日掛かります。

この商材・LPの審査を通過してはじめて「広告配信用のアカウント」が開設されます。公式アカウントやLINE@アカウントがない場合は、商材・LPの審査を通過したタイミングと同時に広告配信用のダミーアカウントが発行されます。

入稿

アカウント発行後は、クリエイティブの審査が行われます。審査は、広告を入稿されるごととに行われます。審査に必要な期間は約2-4営業日です。

LINE広告のLP審査は、GoogleやYahoo!など他の媒体と比べて厳しく行われます。

特に注意が必要なのは、化粧品や健康食品など医薬品医療機器等法(薬機法)に関連した表現を含むLPです。

  • <よくある審査落ちの例>
    得られる効果や業界内指標を表す際に、「世界初」や「国内シェアNo.1」といった最大級の表現を用いるケース(使用する場合は、根拠となる出典元と調査年を正確に引用、明記する必要があります)
  • 「方法特許」または「製造特許」のどちらかと、「特許番号」「特許にかかる事項」の3種をすべて併記していないケース
  • 身体に悪影響を与えるリスクがまったくないかのような安心・安全をうたっている内容の記載をしているケース
  • 商材を使わないと悪影響があるとユーザにイメージさせるような不快感・不安を煽る内容の記載のあるケース
  • 「ビタミンたっぷり」「栄養を贅沢に配合」といった不正確な配合成分の情報を記載しているケース
  • 使用前の写真と使用後の写真を並べて、商材の使用前後の比較情報を記載しているケース

出稿のルール・注意点

審査時間

LINE広告は他の広告媒体に比べ審査時間に時間がかかります。

例えばFB広告であればその気になれば即日で広告を配信することが出来ます。(効果がある広告かは別として)

バナー20%ルール

静止画もしくは動画+テキストを準備します。静止画のサイズは横長か正方形。Facebook広告と同じく「テキストエリアは20%以下」ルールが存在します。

また、テキストは「タイトル20文字以内」「説明75文字以内」とかなり短めの制限がかかっています。特にLINE NEWS面に出るときはタイトルしか表示されないため、実質20文字以内で魅力を伝えきる必要があります。

入札の注意点

LINE広告の入札で重要なポイントは「市場のトレンド」「競合他社の動向」を把握した上で、配信面を切り分けながら入札単価を調整していくことです。

市場のトレンドを加味して運用するためには、まずタイムラインやニュースといった配信面ごとに異なるユーザ訴求の特性と、商材の相性を知ることが重要です。

例えば、タイムラインは新規ユーザ獲得率が高いという特長があります。

それは、ほかのSNSと比べてリーチ可能な層が幅広く、かつユーザのアクション率が非常に高いことに起因します。タイムラインに訪問するユーザのうち、週1回以上「いいね」「共有」「クリック」などのエンゲージをしているユーザは半数以上にのぼります。

一方、ニュースを通してユーザが広告を目にする場所は自宅が最も多く、時間に余裕のある時に利用しているケースが多いため、具体的なアクションまでの時間が短いことが特長です。

また、ユーザの購入意欲自体も高い傾向があり、新商材の発売情報や即時性のあるコンテンツとの相性が良いです。

NG商材

LINE広告には広告掲載不可能な商材があります。

  •  宗教関連(魔除け関連、霊感商法霊視商法、神社仏閣等)
  •  エステ(一部除く)
  •  ギャンブル関連、パチンコ等(一部公営くじ除く)
  •  アダルト(成人対象の性的な商品サービス等のアダルト全般、性的表現が扱われている作品サービス、児童ポルノを連想させるもの等の
    青少年保護育成上好ましくない商品サービス、精力剤、合法ドラッグ等)
  •  出会い系(インターネット異性紹介事業、お見合いパーティー等)
  •  無限連鎖講、MLM
  •  探偵業
  • たばこ、電子タバコ
  •  産経用品(避妊具、女性用体温計等)
  •  武器全般、毒物劇物
  •  政党
  •  公益法人、NPO/NGO、社団法人(一部除く)
  •  生体販売
  •  医療系、美容整形系、ホワイトニング、病院・クリニック、特定疾患の啓蒙サイト
  •  整骨院、接骨院、鍼灸院等
  •  医薬品、医療機器の場合で、LINE公式アカウントのNG商材にあたるもの
  • 消費者金融(一部除く)
  •  質屋
  •  オークション、入札権購入型オークション
  •  マッチングサイト(一部除く)
  •  ポータルサイト、掲示板
  •  アフィリエイトサイト
  •  情報商材
  •  ポイントサイト(ポイントサービスを主体としたサイト)
  •  LINE競合サービス(メッセンジャーアプリ、SNSアプリ、ニュースキュレーション、ゲーム、音楽アプリ等)

特に注意が必要な商材の具体例

  •  アルコール飲料
    アルコール飲料に関する内容を掲載する場合には、「お酒、飲酒は20歳を過ぎてから」等の文言を記載してください。
    度数1%未満の低アルコール飲料については、アルコール分を有する飲料である旨を記載してください。
  • コンタクトレンズ
    日本コンタクトレンズ協会が定めるコンタクトレンズの広告自主基準を遵守して下さい。
  • 公営ギャンブル
    過度に射幸心をあおるような表現および予想など馬券、舟券等の直接的な購入や購入につながるような表現、映像、画像は配信できません。
    また、配信の際は未成年への配慮をお願いいたします。
  • 公営くじ
    宝くじ等の公営くじにおいては、過度な期待を抱かせるような表現がないようにお願いします。また、配信の際は未成年への配慮をお願い致します。
  • カードローン(個人向け無担保無保証貸付)について
    カードローンの訴求において、銀行系カードローン(※メガバンクグループに属する消費者金融が運営するカードローンの意)に該当する場合は
    下記事項を始めとした、日本貸金業協会が定める自主基準に準拠して下さい。
    1.他の貸金業者の利用者または返済能力がない者に向けて訴求しないこと
    2.借り入れを必要とする者へ安易な借り入れを助長、または過度に強調しないこと
  • 人材派遣・有料職業紹介会社
    LPもしくは会社HPに厚生労働省の許可・届出番号の記載をお願いします。
  • 古物商
    LP内もしくは会社HPに古物商の許可番号の記載をお願いします。
  • 通販サイト
    LP内もしくは会社HPに特定商取引に関する法律の記載をお願いします。

効果的な運用のコツ

ターゲットを明確にしたクリエイティブにする

広告では当たり前のことですが、特にLINE広告ではターゲットを明確にしたクリエイティブにする事が求められます。

LINE広告のターゲティングは先ほども書きましたように「みなし属性」によるターゲティングですので、若干ですがターゲティングを苦手としています。

その為、他のSNS広告よりも、明確にターゲットやペルソナを作り上げていく必要があります。

例えば、新築住宅の見学会広告であれば、他のSNSでは「新築住宅見学会開催!」という見出しだけでよかったかもしれませんが、LINE広告では「両親とともに住む事を検討している方必見!2世帯住宅見学会開催!」位までターゲットを絞り込んだ訴求が必要になってくることもあります。

クリエイティブのPDCAを高速で回す

広告で大切なことは新しいクリエイティブを提供し続けることです。


例えば、同じクリエイティブを配信し続けた結果、時間が経過するにつれてCTR(クリック率)が下がり続け、ピーク時には2%近いクリック率があったクリエイティブも3カ月後にはピーク時の半分となってしまうこともあります。

LINE広告は基本的にインフィード広告です。インフィード広告は他の広告形態に比べ、飽きられるスピードが早い傾向にありますので、常に新しいクリエイティブを作成し続ける必要があります。

しかもただクリエイティブを作り続ければ良いだけではなく、質も重要です。

日々A/Bテストを繰り返しつつ、ユーザーが好むデザインを探っていく必要がありますので、かなりの量のクリエイティブを作成していく必要があります。

基本的にはバナーサイズは1080×1080を使用する

LINE広告のバナーはCardと呼ばれる1200×628サイズと、Squareと呼ばれる1080×1080の2種類のサイズパターンが用意されています。

画像を作成する場合は可能な限り1080×1080のスクエアサイズを使用することおすすめします。

上記の画像を見ていただければ一目瞭然ですが、カードタイプに比べ、スクエアタイプの方が、画像が大きく表示されるのでユーザーの目に止まりやすく、クリック率が上がりやすくなります。

クリック率が高くなるとクリック単価等他の指標にも良い影響を与える傾向にありますのでできる限り、スクエアタイプのバナーを使ってください!

必勝パターンを作らない!

2016年にスタートとしたLINE広告はまだ若く、他の運用型広告と比べても、アルゴリズムの変化が激しく起こっています。

「先月まで通用していた必勝パターンがいつの間にか悪手になっていた」なんて事が起こっても不思議ではありません。

LINE広告は固定概念にとらわれず、アルゴリズムの変化に敏感になりながら最善策を探り続ける事が成功につながる鍵となっています。

LINE広告の変化のスピードに、いかに対応するかが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はLINE広告の特徴と配信までの流れについて紹介しました。

LINE広告は本当に早いサイクルで日々変化が起きています。常に最新の情報を取り入れながら、結果が出るように努力していく必要があります。(他の広告媒体もそうですが)

バナー作成など自社内製では限界に行き当たるかと思います、自社での運用が難しい場合などは代理店に頼む事をオススメいたします!

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池田健人
ワンクルーズ初の新卒社員。唐突にテレアポで「僕をワンクルーズで働かせて下さい」と言う度胸(?)を持つ。 分析から広告作成まで幅広く勉強中!
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運用実績をGoogle社から高く評価され、同社と共同セミナーを開催したり、動画取材やGoogle Partnersスタートハンドブックに掲載される。また、成功事例としてFacebook Businessにも掲載(GoogleとFacebook両社に取り上げられるのは北海道では初)。ネット広告の運用には定評があるため、是非一度お問い合わせ下さい。

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