リスティング広告を運用してると、すぐに予算がなくなってしまう…といった経験ありますよね。ユーザーが関係のないキーワードで検索した場合にも広告が表示されてしまうのが原因となります。

そのような無駄を省いて限られた予算で運用し、さらに効果を伸ばしていく為のテクニックをお教えします。今回はリスティング広告の分析についてアドワーズの新画面を使って説明していきます。リスティング広告の状況を分析する中で、まずはよく使う機能「検索語句」を使った分析について説明していきます。

検索語句を見る

リスティング広告を運用していると、自分で考えていなかったキーワード以外で広告が表示される場合があります。管理画面で実際にどういった検索語句から広告が表示されているのかを確認できます。想定していなかった、こちら側で意図したものでは無い検索語句が見つかると思います。そういった無駄な出費に繋がっている検索語句を除外キーワードとして登録していきます。

Google AdWordsでは「キャンペーン」を選択→左ナビゲーション「キーワード」→中央画面上「検索語句」プルダウンから「検索語句」を選択します。

想定から外れた広告の表示を除外キーワードで防ぐ

意図しない検索語句で広告が表示されていることが確認できたら、管理画面で除外キーワードを設定していきます。除外キーワードを設定することで、次からは除外した検索語句で広告が表示されることはなくなります。細かな検索語句の確認、除外キーワードの追加こそがリスティング広告を効率よく運用していくコツとなります。

検索語句の画面で左四角にチェックを入れ、「除外キーワードに追加」を選択すると除外キーワードに登録できます。

除外キーワードを設定

除外キーワードでもマッチタイプをうまく使っていきましょう。例えば札幌で美容室を営んでいるとして、「札幌　美容室」と検索するユーザーは来店してくれる可能性が高いと考えられます。このキーワードを部分一致にすると「札幌　美容室」というキーワード以外にも広告が表示される可能性があります。

例えばこの美容室で「ネイル」や「ドレッドパーマ」を扱っていないとすると、「札幌　ドレッドパーマ」や「札幌　ネイルサロン」で検索しているユーザーに広告を出しても来店に繋がりません。こういった検索語句への広告は避けていく必要があるので、マッチタイプを使いながら除外キーワードに設定していきます。

入札キーワード「札幌　美容室」で実際に広告が表示される可能性のある検索語句は以下の内容となります。

「※対象が広い」にあたる検索語句は完全一致で設定

「美容室」の一語だけで検索する人が実際に来店する可能性は低いと考えて、「美容室」を完全一致で除外キーワードとして登録します。フレーズ一致で登録してしまうと「札幌　美容室」などの検索語句でも広告が表示されなくなるので注意が必要です。

「※対象外」にあたる検索語句はフレーズ一致で設定

「美容室　内装」といったキーワードは工務店を探している同業者の可能性が高いと考えられますので「内装」というキーワードはフレーズ一致で除外キーワードに設定していきます。

「※メニューなし」にあたる検索語句はフレーズ一致で設定

「札幌　ドレッドパーマ」とそのまま完全一致で設定もできますが、「ドレッドパーマ」が目的の人に無駄に広告を出し続けないよう「ドレッドパーマ」というキーワードをフレーズ一致で除外キーワードに設定していきます。

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まとめ

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