リスティング広告による集客

YahooのITP対策の為の設定・全解剖~その2~

前回に続いてYahooの運用型広告のITP対応についてです。

前回の記事で設定が終わらなかったあなた、悲しいですね。広告業界と言ってもテクノロジによって成り立っていますので、多少の技術的な壁は避けて通れません。気を取り直して設定していきましょう。

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おさらい

まずは運営しているアカウントが、以下の状態に該当していないかを確認してください。

  • 1ドメインに対して複数のアカウント(≒代理店)で運用していないか?
  • LPからCVページ(≒サンクスページ)までの遷移の間にクロスドメインになっていないか?
  • LP遷移の際にリダイレクトがされていないか

それでは一つずつ対応を見ていきましょう。

1ドメインに対して複数のアカウント(≒代理店)で運用している場合

ITP対応の為にはサイトジェネラルタグの設置が必要です。
このタグは1ドメインに対して、1つだけです。複数あると正しく動作しません。

しかしこんなケース場合・・・
・[www.俺のアカウント.com]に対して代理店Aと代理店Bにそれぞれ運用をお願いしている場合
・[www.俺のアカウント.com]に対して、社内の部署Aと部署Bがそれぞれ独立して運用を実施している場合

こういった場合それぞれの代理店や部署は、別々に効果を計測する必要があります。
ですが個々のプレイヤーが独自にサイトジェネラルタグを設置してしまうと、正しく計測できなくなります。しかし、タグが一つだと最後にクリックされCVしたアカウントの成果以外は計測出来ません。すべてのアカウントの成果を計測できるようにサイトジェネラルタグとそれぞれのCVタグを加工する必要があります。

サイトジェネラルタグを加工する

サイトジェネラルタグにアカウント判別用のパラメータを付与してあげます。

例)複数アカウント(≒例えば代理店A、B、C)がある場合
A:https://xxx.co.jp?prefix=a
B:https://xxx.co.jp?prefix=b
C:https://xxx.co.jp?prefix=c

パラメータの文字列は「key」「value」ともに任意です。
(上記の場合「prefix」が[key]、「a b c」が[value]です。)

サイトジェネラルタグを編集しドメイン内の全ページに実装する

以下の編集した「サイトジェネラルタグ」をドメイン内の全ページに実装してください。
編集箇所には手順1で設定した値に置き換えます。

----------------------------------------------------------------------------

<script async src=”https://s.yimg.jp/images/listing/tool/cv/ytag.js”></script>
<script>
var ycl_prefix = location.href.indexOf(‘prefix=a’) > -1 ? ‘a’ :
location.href.indexOf(‘prefix=b’) > -1 ? ‘b’ : 
‘c’;
window.yjDataLayer = window.yjDataLayer || [];
function ytag() { yjDataLayer.push(arguments); }
ytag({“type”:”ycl_cookie”, “config”:{“ycl_cookie_prefix”:ycl_prefix}});
</script>

----------------------------------------------------------------------------

=MEMO=(技術的な説明)
Cockie名が固定化されていることを知る
計測に必要なパラメータ(yclid)を格納するCookie名はデフォルトでは固定化されています。その状態で複数のアカウントから流入があった場合、最後にクリックされた広告のパラメータ(yclid)によって上書きされてしまいます。上書きされてしまった側のアカウントでは、コンバージョンがカウント出来ません。

コンバージョンタグを編集し実装する

設置されている各アカウントのコンバージョンタグをすべて編集します。

今回のケースの場合、青字部分をA,B,C,それぞれの値に編集します。つまりCVタグはそれぞれの代理店分(3つ)設置されることになります。

クロスドメイン環境の場合

外部の効果測定ツールや、決済ASPを使用している場合はこれに当たります。

「コンバージョンタグを設置しているページと同一ドメインのページ」に、 「サイトジェネラルタグ」を設置する必要があります。

※「インターネットユーザーが最初に遷移するURL」には設置不要です。

ただしこの時広告主様のウェブサイトにて、「インターネットユーザーが最初に遷移するURL 」から「コンバージョ ンタグを設置しているページと同一ドメインのページ」にパラメータを引き継ぐ設定をしてください。

=MEMO=(技術的な説明)
サイトドメインに紐づくCockieであることを知る
3rd party cookieでは計測出来ない場合があるから1st party cookieを使おう、というのが本稿のITP対応の趣旨です。
しかし1st party cookieは、サイトドメインに紐づくCookieなので、ドメインを跨いでしまうと同じ情報を共有することができません。
つまり、ドメインを跨いでコンバージョンが発生するような構造になっているサイトでは、注意が必要です。

LP遷移の際に何らかのリダイレクトがされている場合

先ほどの項目とも少しかぶりますが、どうしてもタグ落ちしているといった場合は確認してみましょう。広告の効果測定や決済部分については、どんな環境で運用しているかを広告担当者も把握しているでしょう。しかし自社サイト自体の運用環境(バックエンド側の環境や規約)についてはシステム担当者以外把握していないという場合も散見されます。広告に関係ない部分で何かしらのリダイレクトが発生していたり、運用ポリシーとしてパラメータを認めていなかったりといったことも考えられます。どうしてもうまくいかない場合は、システム担当者に相談してみることも必要です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は技術的な解説が多くなってしまいました。皆さんが無事に設定できていると良いのですが。

ここまでで、実務領域は終了です。ところがここで終わりではありません。次回~その3~ではITP対応についての心構えについて書いていきます。

代理店は別として、インハウスの広告担当者の方々にとっては(特に一人で担当されている方)ここが一番重要だと僕は思っています。

それではまた次回!

▼その1はこちら▼

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