2021.07.30

VOICE

マニュライフ生命保険株式会社
木村 龍文 さま

お客さま プロフィール
マニュライフ生命保険(株)営業開発部に所属し、採用業務を担当。全国拠点の採用を本社で取りまとめている。人材募集や人材発掘を目的としたセミナーの集客にWEB広告を活用。
これまでとは違う人材を求めて、求人のあり方を模索していたときに見い出した新たな手法。

現在当社がWEB広告に出稿する主な目的は営業職社員の人材の獲得、つまり求人ですが、そのきっかけとなるライフプランや金融をテーマにしたセミナーの告知にも積極的に活用しています。これまで求人広告を大々的に展開することはなく、ほとんどが当社社員の紹介で人材を獲得してきた経緯があります。営業職だけで2千数百名の社員がいますので、彼らを通じて情報をもらったり、ある程度ターゲットを決めてセミナーを開催したりして、採用につなげていくというのが主流でした。もちろん様々な求人媒体にも掲載もしましたが、そこから採用に至る割合はそれほど多くはありませんでした。
とはいえ、友達の友達といった近しい関係性での紹介も少なくなかったので、社員と似たタイプの方が採用される傾向がありました。さらに当社の場合、社員の年齢層が高かったので若い世代の人材確保がなかなか難しく、そういった課題をクリアにするための策を講じる必要がありました。今まで巡り合えなかった人にアプローチしたいと考え始めたときに、当社の別の部署の企画で開催したライフプランセミナーがFacebook広告で高い集客実績をあげたという話を耳にして、ぜひ採用を目的としたセミナーの集客にも活用できないかと思いました。それがワンクルーズさんとお仕事をさせていただくきっかけになりました。

Facebook広告によって、新しいターゲットへのアプローチが可能に。 新鮮な驚きと、可能性を感じました。

WEB広告への出稿が本格的にスタートしたのは、4月下旬ころ。昨年末から準備を始めて、ようやく形が整いました。第一弾はGW明けの5月12日に開催するセミナーの告知だったので、本当にギリギリのタイミングでしたね(笑)。またセミナーの集客を社員の紹介に頼らず、広く大々的にしたのも当社としては初めてのケースだったのでいろいろな意味でチャレンジでした。
さらにちょうど同じタイミングで、アジア12か国にあるマニュライフ生命で人材の獲得と育成のための新しいプロジェクトも始動しました。それは長く当社で働いてくれる若い世代の営業社員の採用を積極的に行うこと、そして彼らにお客様の暮らしを守り続ける意識を持って仕事に取り組んでもらうべく、しっかりとした育成環境を整えていこうという趣旨のもので、そのためにはある程度、予算をかけてでも取り組みが必要という全社的な流れもありました。
実際Facebook広告の配信によって、セミナーには20代後半から40代の参加者が多く、新しいターゲットにアプローチできたという実感は大きかったですね。セミナーは東京のほかにも名古屋、大阪、福岡で開催し、申し込みは300人を超えました。この結果を見て、SNSの拡散力、利用されている方々の情報をキャッチする力を改めて実感し、新鮮な驚きを覚えました。
その中で当日セミナー会場に来られたのは約半数の150人程度でしたが、これがきっかけとなって採用プロセスに進んでいる方もいますので、一定の効果は得られたと思います。これまでなかなか出会う機会がなかった方々との貴重な接点を作ることができたので、今後各エリアの地区本部の採用担当者はメールなどでコミュニケーションを取りながら、当社の戦力になっていただける人材に対してはさらにアプローチしていく予定です。

運用していく中で、生まれる新たな課題に対しての提案やフォローにはプロならではの視点が。私自身は毎回、試行錯誤を繰り返しています(笑)。

かくいう私も、WEB広告は50歳を過ぎて初めて取り組んだ仕事です。最初は知識もなく、広告代理店から提案されても、実績がないので正直とても不安でした(笑)。今もチャレンジの連続で、毎回試行錯誤を繰り返していますが、社員から「マニュライフのセミナーの告知、見ましたよ」という声も多く、そうした声に触れるたび「ちゃんと運用してくださっているんだな」と、あらためてワンクルーズさんのきめ細かいフォローをありがたく感じている次第です。
もちろん、回数を重ねることで見えてきた課題もあります。今回のように金融の勉強会の位置づけでセミナーの告知をして集客に成功した場合、セミナーに足を運んでいただいた方々に対して、将来的に転職を考えていただくきっかけづくりをどのように行っていくのか、そのアプローチの仕方については、まだまだ思案しなければいけない部分だと思っています。金融や保険の業界に興味を持つ、優秀な若者たちを当社の営業社員として採用できるように、Facebookを入口につながった方々とは、今後も丁寧に向き合っていかなければなりません。また、これはSNSの特性とも言えますが、気楽に申し込むことができる分、当日キャンセルも多かったので、これについても今後対策が必要になってくると思います。
継続的に運用していくことで、数年後には実際に採用した人材がどんなきっかけで応募してきたのか、どの媒体からどういう人材が獲得できたかといった傾向をすべてデータ化し、分析できるくらいまでになったらうれしいですね。今後も札幌や仙台、広島など、地方の大きな都市で、ターゲットを絞り込んだセミナーを開催したいと考えていますので、引き続き、お力添えをお願いします。

ONE CRUISE Report

今回のセミナー告知ではFacebook広告のレスポンスが良く、当社としても集客に結びつくノウハウを蓄積することができました。それらを上手く活用しながら、ブラッシュアップしていくことで、今後エリアを広げても高い反響が期待できると考えています。
マニュライフ生命様の場合は着地点が明確なので、あとはセミナーそのものの内容や見せ方をどうしていくかという点が肝になります。そこは、今後も連携しながら、しっかりとターゲットに響く提案をしていきたいと思います。